会計ソフトで経理をするならCSV取り込み(インポート)を使おう。
各会計ソフトにはcsvファイルをインポートできる機能があります。
会計ソフトで経理をするときは、csvインポートを使えると便利です。
目次
csv(Excel)取り込み(インポート)とは
各会計ソフトには「csv取り込み」「csvインポート」といった機能があります。(freeeはExcel形式のまま取り込むこともできます。)
これは、文字通りcsv形式のファイルを会計ソフトに取り込むことができる機能です。
なお、csvとはMicrosoftのExcelやMacのNumbersで作ることができるファイル形式のひとつです。
csvインポートを使えば、普段使い慣れたExcelで経理のデータを作り、それを会計ソフトに取り込むことができます。
会計ソフトに直接入力せずとも、法律上の要件を満たした会計データを作ることができるのです。
csv取り込みを使う理由
僕自身も、普段からお客様や自分の経理でcsvインポートを良く使います。
それは、主に次のような理由からです。
使い慣れたExcelに入力できる
預金やクレジットカードなど、会計ソフトに自動連携できるものについてはできるだけ連携してしまうことをおすすめしています。
ただ、現金取引や会計ソフトに連携していない個人カードでの経費の支払い(役員や従業員の立て替え)の場合、会計ソフトに入力せざるを得ません。
量が少なければ直接入力してもさほど手間ではありませんが、それなりの量になってくると会計ソフトへの手入力は大変です。(freeeへの手入力は特に…)
クラウド会計ソフトは、そもそもブラウザで使うものです。
そのため、動作がもっさりしており、手入力にはあまり向いていません。
デスクトップ版の弥生会計はまだましですが、仕訳のコピーや検索、一括修正などはExcelの方が圧倒的に速いです。
そもそも、会計ソフトに手入力するには多少なりとも簿記がわかる必要があります。
お客様に入力いただく際は、簿記の知識がなくても入力できるようなExcelテンプレートを作り、後で税理士事務所側で加工し、会計ソフトにインポートするということもできるのです。
立替経費の入力は経費精算システムから連携する方法もありますが、システムが使いづらかったり導入のハードルが高い場合もあるでしょう。
その場合、個々の従業員にExcelに入れてもらい、経理担当者がまとめて会計ソフトにインポートすれば、経理の負担が軽減できます。
ダウンロードしたデータを利用できる
銀行のネットバンクや各種ソフトはCSVやPDF形式のデータダウンロードができることが多いです。
すでに日付や金額などが入っているこれらのデータは経理に活用したいものです。
紙やブラウザの画面を見ながら、人が会計ソフトに入力するというのは非効率です。
一方、Excelを使えば、PDFからExcelにデータをコピペしたり、csvのデータをExcelに貼り付け、算式で連動させ仕訳の形に変換するといったことができます。
そこまではできなくても、日付・金額・摘要の部分だけでもExcelにコピペしてインポートした方が明らかに効率的です。
会計ソフトの口座連携に頼る必要がなくなる
前述のとおり、預金口座やクレジットカード、電子マネーやAmazonアカウントは会計ソフトに連携することができます。
ただ、弥生会計の「スマート取引取込」のように連携システム自体が使いづらいものもあります。
freeeやマネーフォワードは連携自体はより簡単ですが、連携の形式によっては一定期間経過すると連携が切れてしまい、再認証しなければならないといった手間があります。
また、銀行などによってはセキュリティなど銀行側の都合で連携サービス自体が終了してしまうこともあり得ます。
csvデータをExcelに貼り付け、それを会計ソフトにインポートするという仕組みを作っておけば、これらの連携サービスに依存せずに経理をすることができます。
もちろん、連携できるものは連携した方が楽なのですが、フリーランスやひとり社長の場合はいったんExcelをかませた方が、事業のお金の状況もプライベートのお金の状況も一括で把握しやすいというメリットがあります。
僕は実際にこの方法で経理しています。
各会計ソフトのcsv取り込みの方法
一般的な会計ソフトでは、以下の方法でcsv取込ができます。
freee
上部メニューの「取引」→「エクセルインポート」でExcelのまま取り込めます。
こちらのページの「インポート用ファイル」のところでサンプルファイルをダウンロードできます。
Excel・販売管理ソフトからデータを取り込む(エクセルインポート) – freee ヘルプセンター
マネーフォワード
左のメニューの「会計帳簿」→「仕訳帳」→右の「インポート」→「仕訳帳」でインポートできます。
具体的なExcelの入力形式についてはこちらで解説しています。(サンプルファイルもダウンロードできます)
弥生会計(デスクトップ版)
上部メニューの「帳簿・伝票」で「仕訳日記帳」を開いておき、「ファイル」→「インポート」でインポートできます。
詳しいやり方はこちらをご覧いただければと思います。
なお、僕はRPAで弥生会計へのインポート自体も自動化しています。
より具体的なcsv取り込みのやり方や効率化は個別コンサルティングでも承っております。
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Postscript執筆後記
一昨日から一泊で箱根へ。久しぶりに温泉に入ってゆっくりしてきました。
今日は病院へ行きつつ、あとは通常運転です。
Something New一日一新
とある経路で箱根へアップル引っ越しセンター
スタバ ムースフォームラテ