源泉所得税をネット(e-Tax)で送信してクレカやペイジーで払う方法。
源泉所得税はネットで払うと速くて楽です。
e-Taxソフト(WEB版)で源泉所得税を払う方法を紹介します。
目次
e-Taxソフト(WEB版)にログイン
まずは、e-Taxソフト(WEB版)にログインします。
メインメニュー SE00S010 国税電子申告・納税システム
MacのChromeなど、推奨環境ではない場合はポップアップが出ますが、閉じてしまってOKです。
すでに利用者識別番号を持っている場合は、左のログインをクリックします。
まだ番号を取っていなければ、あらかじめ番号を取得する必要があります。
その場合の手続きについてはこちらで解説しています。
「ログイン」を押すと、以下のような画面になります。
「利用者識別番号」「暗証番号」を入力し、「ログイン」をクリックします。
次に、真ん中の「申告・申請・納税」をクリックします。
初めて利用するときは、こちらがグレーになっていてクリックできません。
その場合は、先に左の「利用者情報の登録・確認・変更」をクリックし、利用者情報の登録をします。
「必須」と書いている項目だけ入れれば大丈夫です。
納付情報の作成・送信
「申告・申請・納税」に進み、「新規作成」の「操作に進む」をクリックします。
「作成手続きの選択」という画面になりますので、「申告・申請・納税」の「徴収高計算書を提出する」のところから該当の手続きを選びます。
よく使うのは、
- 給与所得・退職所得の所得税徴収高計算書(一般)
- 給与所得・退職所得の所得税徴収高計算書(納期特例分)
- 報酬・料金の所得税徴収高計算書
あたりかと思います。
- 給与所得・退職所得の所得税徴収高計算書(一般)→毎月支払いの給与・士業などの源泉
- 給与所得・退職所得の所得税徴収高計算書(納期特例分)→半期分の給与・士業などの源泉(事前に届け出をしている場合)
- 報酬・料金の所得税徴収高計算書→その月ごとに支払う外注費の源泉
となります。
手続き名を間違えてしまうと、正しく支払いができません。(税務署から問い合わせが来ることも)
注意しましょう。
今回は、外注費の源泉税を払う体で説明します。
「報酬・料金の所得税徴収高計算書」をクリックします。
少し時間がかかる場合がありますが、以下の画面になります。
「提出先税務署」は、登録情報が入っていれば自動で出てくるはずです。
確認して「次へ」をクリックします。
ここから、今回払う源泉税に関する情報を入れていきます。
「納期等の区分」とは、「いつの支払いにかかるものか」ということです。
6月に支払った外注費の源泉であれば、7/10までに払います。
今回は令和3年6月分ですので、以下のように入力します。
「区分」は多くの場合01になるかと思います。ライターやデザイナーへの支払いであれば01です。
わからなければ、とりあえず01にしてしまっても大丈夫です。
ここまで入力したら、右下の「次へ」をクリックします。
「人員」は外注費を払った人数です。
1人であれば、「1」と入力します。
支払額は税込金額を入れます。
税額は実際に差し引いた源泉税です。
税抜支払額に10.21%をかけて計算することが多いですが、税込金額に10.21%をかけても間違いではありません。
合計額が自動で出てきますので、確認して右下の「次へ」をクリックします。
ここで、実際の納付書の形で確認ができます。
下の「印刷」を押しても、Mac版のChromeなどの場合上手く印刷画面に遷移しないことがあります。
その場合は、⌘+PでPDFにするか、スクリーンショットを撮っておきましょう。
間違いがないことを確認し、右下の「次へ」をクリックします。
次の画面に進んだら、右下の「送信」をクリックします。
送信すると、「即時通知なんちゃら〜」というのが出てきますが、即日通知は不要ですので、気にしなくて大丈夫です。
一方、「受信通知」は送信の証明になりますので、右下の「受信通知を表示」をクリックしてPDFで保存しておきましょう。
ネットバンクまたはクレカで支払い
受信通知の画面から、そのまま源泉税を払うことができます。
インターネットバンキングまたはクレジットカードに対応しています。
どちらか希望の方をクリックします。
ステップが少ないのはクレジットカードの方ですが、クレジットカード納付は0.8%ほどの手数料がかかります。(払うときに確認できます)
クレジットカードのポイントがこれ以上であれば、クレジットカードで払った方が得と言えます。
(クレジットカードによっては、税金の支払いだけポイントが異なる場合がありますので注意しましょう)
ちなみに、「ダイレクト納付」といって口座から即時引き落としにすることもできます。
事前に届け出が必要ですが、ダイレクト納付の場合も「受信通知」の画面から支払いが可能です。
紙の納付書の場合、
税務署へ納付書を取りに行く→納付書に金額などを手書きする→銀行などに出向いて払う
といったステップが必要になり、面倒です。
慣れてしまえばネット払いの方が圧倒的に便利です。
ぜひ試してみていただければと思います。
ネットバンクのペイジーの使い方は、こちらを参考にしていただければと思います。
サービスメニュー
Postscript執筆後記
今日は家で税理士業、その後カフェでブログ執筆。この後美容室に行ってきます。
久しぶりに晴れて嬉しいです。
Something New一日一新
タスヤード ハヤシライスWEB版のe-Taxでダイレクト納付