ソフトバンクを解約(MNP転出)する方法と注意点。手数料や引き止めなどは?
今回、格安simにMNP(電話番号そのままで他社へ乗り換え)するために長年契約していたソフトバンクを解約しました。
解約の注意点や方法について書きましたので、これから解約やMNP転出をする方の参考になれば幸いです。
目次
「単なる解約」と「MNP転出」は違う
単純に解約するだけと、MNP転出を伴う解約は違うものなので注意してください。
「単なる解約」は、MNPするのではなく、新しい携帯やスマホでは電話を使わないか、もしくは新しい番号を取得することになります。
「MNP転出」は今使っている番号を新しいスマホやsimで使い続ける場合です。
解約のみの場合は、基本的に解約手数料がかかります(契約更新月以外)。
一方、MNP転出する場合には、解約手数料(契約更新月以外)と、MNP転出手数料がかかります。
また、単なる解約の場合はソフトバンクショップの店頭に出向いて手続きしなければなりません。
MNP転出の場合は、ショップに行く必要はなく、ソフトバンクのサポートに電話をしてMNP番号を取得することになります。
解約手数料やMNP転出手数料は?
解約にかかる手数料
気になる解約手数料ですが、「単なる解約」の場合には、契約更新月(2年毎に、2ヶ月間)なら手数料はかかりません。
例えば、2015年1月から使い始めていた場合には、2017年1月1日~2月28日が契約更新期間となります。
契約更新月がいつかどうかは、マイソフトバンクの契約状況の確認で調べることができます。
契約更新月以外だと、1万円くらいかかります。
さらに、スマホ本体の分割代金の支払いが残っている方は、そちらも支払うことになります。
また、現在加入しているプランの料金が日割りになるかどうかは、サービスによって異なります。
こちらで確認しておきましょう。
ソフトバンクを解約した場合、料金プランなどの料金は日割り計算されますか? | モバイル(FAQ) | サポート | ソフトバンク
一方、MNP転出する場合の転出手数料は、3ヶ月以内の転出の場合は5,000円、それ以外の場合は3,000円です。
3ヶ月以内で転出する方はあまりいないと思うので、多くの方は3,240円(税込み)かかると思っていただければ大丈夫です。
転入にかかる手数料
ソフトバンクに支払う金額は以上なのですが、他社へMNP転入するにも費用がかかります。
こちらはMNP転入手数料(初期費用)が3,240円+sim本体の代金+simの発行手数料になります。
(こちらはsimやプランによって多少異なります。)
ちなみに僕が乗り換えたfreetelでは、キャンペーンをやっていて、初期費用が無料、ドコモsim発行手数料が394円、sim本体の代金が299円でした。
MNP転出する方法
サポートに電話をかける
MNP転出するには、一部のスマホや携帯を除いてソフトバンクのカスタマーサービスに電話をして、MNP予約番号というものを取得します。
MNP予約番号はNMP転入(他社への乗り換え)時に必要になります。
こちらに電話番号などの記載があります。
ソフトバンクから他社へ変更する場合 | お客さまサポート | モバイル | ソフトバンク
電話をすると、音声案内に従ってMNPする電話番号と、ソフトバンクの契約時に設定した4桁の暗証番号の入力が求められます。
覚えていない方は、思い出してメモしておきましょう。
もし暗証番号を忘れてしまっても、別の手段で本人確認をするようなので大丈夫です。
指示に従って進めていくと、担当のスタッフにつながります。
用件を聞かれますので、「MNP」であることを伝えます。
電話では、最初にいくつか質問をされます。
僕の場合は、
- 解約の理由
- 乗り換え予定の会社
- 機種変更する場合の、購入予定の機種
- MNPしたら毎月の使用料はどれくらいになりそうか
などを聞かれました。
僕は全て正直に答えましたが、差し支えがあれば「まだ決めてません」といった感じで濁しても大丈夫でしょう。
引き止めはあるの?
結論からいうと、押し売りや、無理なひきとめなどは一切ありませんし、口調もとても丁寧で安心できる対応でした。
ただ、僕の場合は以下のような提案は受けました。
「お客様は、かなりポイントも貯まっていて、長期継続特典の割引などもございますが、解約ということでよろしいですか。」
「月々freetelさんと同じくらいの料金、かつ、新規契約手数料無料でワイモバイルがありますが、こちらのご検討はよろしかったですか。」
これらは、たしかに魅力的ではあるのですが、割引や他社の料金を考慮しても僕の場合はfreetelの方が安く済みそうだったのでお断りしました。
そのほかは、「解約手数料はかからない、MNP転出手数料3,240円のみかかる」といった説明を受けて終わりでした。
この時点ではMNP予約番号を取得しただけなので、他社のsimが開通した時点でソフトバンクは解約となります。
ちなみに、NMP番号の有効期限は15日間です。
この期間を過ぎると番号は失効してしまい、再び電話をして新たに予約番号を取り直さなければなりません。
他にも解約したいもの(ポケットWi-Fiなど)があれば質問しておく
僕はスマホの他に、ソフトバンクのポケットWi-Fiを契約していましたが、今回こちらも解約しました。
こちらについては今回何も考えていなかったのですが、電話を切ろうとしたときにソフトバンクの担当の方が「こちらも解約されますか?」と聞いてくれました。
こちらは電話では解約できないとのことだったので、ソフトバンクショップに出向いて解約してきました。
解約の際に必要なものは、
- 本人確認書類(免許証、保険証など)
- 当該Wi-Fiルーター
- Wi-Fiについている電話番号(こちらは電話の際に教えてもらえましたが、結果的にわからなくても大丈夫でした。)
あたりです。
ショップでは、最初に
- 来店の理由
- 月々の携帯料金
などを答えるアンケートシートのようなものを書かされました。
ちなみに、後でわかったのですが、店員さんがこのアンケートをもとにさりげなくソフトバンクのサービスを勧めてきます。
僕は今回ソフトバンク自体を解約してしまったので平気でしたが、勧められたものを契約するかどうかは慎重に考えましょう。
解約手続自体はタブレットの画面上の署名欄2箇所にサインして終了でした。
Wi-Fiルーター自体は特に回収などはしないということだったので、そのまま持って帰りましたが、解約の際は一応持っていった方が良いと思います。
僕のように、スマホや携帯以外で解約したいものがある場合や、不明点などがあれば電話の際に聞いておきましょう。
僕の場合はWi-Fiの件もあったので電話は10分くらいでしたが、NMP番号をもらうだけなら5分くらいで終わります。
NMPや格安simにするのが初めての場合は、色々調べたり、電話が繋がらなかったり、simがなかなか届かなかったりと、思いの外時間がかかることもあります。
もし予定通りにsimが開通できず、契約更新月を過ぎてしまうとまた2年縛りの始まりです。
多少日割りで損をしたとしても、NMP番号の取得やsimの購入などは早めに手を付けておくことをおすすめします。