iPhoneの機種変更やMNPをしやすくするために日頃からやっておいた方がいいこと4つ。
iPhoneの機種変更やMNPってちょっとめんどくさいですよね。 バックアップもとらなきゃいけないし、色々な手続もある。
特にキャリアが変わってしまうと、MNPなら番号はそのままで平気ですがメールアドレスは使えなくなってしまいます。
写真やアプリが沢山あるとバックアップや復元にも時間がかかります。
そんなちょっと面倒なiPhoneの機種変更やMNPを少しでも楽にするために、事前にやっておくと良いことをまとめました。
目次
Gmailを使う
メールはキャリアのメールアドレスではなく、Gmailを使うのがおすすめです。
Gmailなら、iPhoneを換えたときはもちろん、面倒な設定が不要でパソコンからでもすぐにアクセスできるので、パソコンの買い替えなどの際にも便利です。 キャリアのアドレスを使っていると、キャリアを変えたりMNPしたときにいちいちアドレスを変更しなければなりません。 メルマガや各種連絡用のアドレスとして登録していたものをすべて変更しなければなりませんし、友人や仕事関係の人にもアドレスを変更したことを伝えなくてはなりません。
これは非常に面倒ですよね。 僕は既にGmailを使ってはいたのですが、キャリアのアドレスの方を先に使っており、メルマガなどはキャリアのアドレスで登録していたので、機種変更にあたって必要なものはすべて登録し直しました。 クレジットカードや銀行口座の通知アドレスなども全部変更しましたね。 これが地味に大変でした…。
近々機種変更の予定がある場合は、徐々にアドレスの変更をやっておくことをおすすめします。 最初は面倒ですが、一度Gmailにしてしまえば次からは楽です。
また、Gmailは迷惑メールフィルターが強力です。 キャリアのアドレスを使っていたときは、フィルターを「強」にしてもたまに迷惑メールが来ていたのですが、Gmailは今のところ一度も迷惑メールが来たことがありません。
更に、登録したけどあまり見ていないメルマガなどは「プロモーション」フォルダに、Twitterなどのフォロー通知は「ソーシャル」フォルダなどに自動で振り分けてくれます。 大事なメールだけがメインのフォルダに残りやすく、非常に使いやすいです。
お仕事用のアドレスなどで、「なんとなく“gmail.com”は嫌だなぁ…」という方であっても、独自ドメインのメールをGmailで受信することもできます。 無料で簡単にアドレスを増やせるので、Twitterのアカウントを別に作りたいときなんかも便利です。 Gmailは本当に使いやすいので、まだ使ったことない方は是非アカウントを作ってみてください。
ブラウザはSafariかChromeを使う
iPhone用のブラウザアプリは沢山あります。 その中には使いやすいものやちょっと変わった機能があるものも多いのですが、機種変更のことを考えるならSafariかChromeを使うのが無難です。
実は、僕も以前はちょっとマイナーなブラウザアプリで気に入っていたものがあったのでそれを使っていました。 しかし、今回機種変更にあたって新しいiPhoneにバックアップから復元しようとしたところ、上手く復元することができませんでした。 マイナーなブラウザアプリだと、このように上手く復元できなかったり、iOSのアップデートについていけなかったりします。
お気に入りなどに沢山登録したりしていると、復元できなかったときに困ってしまいます。 ネットサーフィンするくらいなら、どのブラウザを使ってもそんなに変わりません。
SafariやChromeなら、アップデートについていけないことも、復元できないこともまずないので、先のことを考えるならこれらを使ったほうが良いでしょう。 パソコンとの同期もできて便利です。
クラウドで使えるサービスを使う
ブラウザはSafariやChromeを使っていれば単純に機種変更するだけなら問題ないです。 しかし、新しいスマホを買ったけど、前のスマホもまだ使いたいという場合もあるかと思います。
そんなときはクラウドで使えるサービスを使うと便利です。 クラウドで使えるサービスなら、古いスマホからも、新しいスマホからも、更にはパソコンからも同じ情報にアクセスできます。 僕が主に使っているのは
- Evernote
- Feedly
- googleカレンダー
- TaskChute.cloud
あたりです。
googleカレンダーやTaskChute.cloudは、複数のスマホやパソコンからいつでも予定・タスクの書き込みや確認ができます。
Evernote、Feedly、Pocketなどはどれかひとつの端末で情報を保存すれば、瞬時に同期されてどの端末からも同じ情報にアクセスできます。 ブラウザのブックマークやお気に入りは、複数の端末で同期する方法もありますが、これをいちいちやるのは面倒です。 その点、クラウドサービスを使えば自動で同期されるので、端末を気にせずどんどんメモしたり、必要な情報を保存することができます。
Feedly、Pocketの代わりなら、はてなブックマークなどを使ってもいいかもしれませんね。
容量に余裕を持たせておく
いらないアプリは消す
- なんとなく知り合いに勧められてインストールしてしまったけど使っていないアプリ
- 比較のためにインストールしたけど結局使っていないアプリ
などもあるかと思います。 こういうものは機種変更前にどんどん消してしまいましょう。 アプリが多いとiPhoneの容量を食いますし、バックアップやバックアップからの復元時に時間がかかります。 アプリの断捨離が苦手な方は、ホーム画面のスクショなどをとってからアンインストールしましょう。 こうすれば、必要になったときにすぐインストールできます。
写真はgoogleフォトに保存する
写真はiPhone自体にはなるべく保存せず、googleフォトを使うのがおすすめです。
こちらもgoogleのアカウントさえ持っていれば無料で使えるクラウドサービスです。 ネット上に写真や動画を保存することができ、ネットに繋がっていさえすれば、いつでも写真を見ることができます。 「高画質」なら容量は無制限(2021年6月以降は制限あり)で使え、ネットに繋げば写真をiPhoneやパソコンにダウンロードできます。
クラウド上へのアップロードも簡単で、iPhoneの場合はアプリをインストールし、アプリを立ち上げてWi-Fiに繋げばiPhone上の写真をgoogleフォトへアップロードしてくれます。 (ちなみに、アプリを立ち上げなくてもアップロードする設定にすることもできますが、そのためにはiPhoneで「アプリのバックグラウンド更新」の設定をonにする必要があります。 アプリのバックグラウンド更新は電池の消費を早めてしまうので、僕はオフにしています。)
写真を撮ったら、googleフォトへ保存してiPhone上から写真を削除するようにすれば、iPhoneの容量を食わずに済みます。 容量の大半が写真という方も多いのではないでしょうか。
実は僕も、iPhoneには写真が1万枚くらい入っていましたが、なるべくgoogleフォトへ保存するようにして、iPhone内の写真を1,500枚くらいまで減らしました。 今回は64GBのiPhone5から、32GBのiPhone7に機種変更をするという事情があったので、どうしても使用領域を空けなければなりませんでした。 だから、写真を減らしてしまうのが一番手っ取り早かったのです。 容量に余裕があれば減らす必要はないかもしれませんが、iPhoneは容量が違うと値段も1万円くらい違います。 どうせなら、安く抑えたいという方も多いと思います。 写真が多すぎると(空き容量が少ないと)、iPhoneが急にフリーズしたりすることもあります(僕は待ち合わせ時に何回かフリーズが起きて迷惑をかけたことがあります…)し、動作が遅くなったりすることもあるので、容量は余裕を持たせておくに越したことはありません。
今回久しぶりにしたiPhoneの機種変更やMNPは、ちょっとめんどくさかったので、なるべく面倒にならないように普段からしておいた方が良いことをまとめました。
便宜上、上記では分けていますがGmailもgoogleフォトもクラウドサービスです。 機種変更やMNPを楽にするには、クラウドで使えるサービス、アプリを上手く使い、端末を換えてもデータに簡単にアクセスできるようにしておくのがポイントです。