歌の音程(ピッチ)を外さなくなるための練習方法。
歌を歌う時に
- 音程が上手く取れない
- 知らずしらずのうちにピッチがずれてしまう
という悩みをお持ちの方も多いのではないかと思います。
歌の音程が上手く取れるようになるための練習方法について紹介します。
目次
裏声で歌う
簡単にできて効果が高いのが、裏声(ファルセット)で歌う練習です。
普段地声で歌っている歌であれば、1オクターブキーを上げてすべて裏声で歌ってみます。
- 男性が女性ボーカルの曲を歌う
- 女性が男性ボーカルの曲を2オクターブ上げて歌う
というのでも良いと思います。
僕は女性ボーカルの曲をすべて裏声で歌う、という練習を良くやっていました。
なお、「地声だとピッチがずれないのに、裏声だと音程が上手く取れない」という方も多いと思います。
僕もそうだったのですが、裏声で歌う練習を重ねた結果、裏声のピッチがずれることが少なくなりました。
また、裏声でピッチがずれなくなれば、自然と地声のピッチも安定してきます。
「裏声は普段使わない」という方であっても裏声で歌う練習はおすすめです。
ミックスボイスで歌う
裏声でピッチがずれなくなってきたら、今度はミックスボイスにも挑戦してみましょう。
そもそも「ミックスボイスって何?」という方もいらっしゃると思いますが、ミックスボイスとは簡単に言ってしまうと“奇声”です。
驚いたときなどに叫ぶ、いわゆる「ぎゃー!」というやつですね。
科学的には「声帯が細く伸びていて、かつ閉じている状態」らしいのですが、まぁ、奇声を上げる時の喉の状態で綺麗に歌えて、喉を痛めなければそれでいいのではないかと思います。
最初は「こんな声で歌うなんて絶対ムリ」と思われるかもしれませんが、練習しているうちに段々と綺麗な声になっていきます。
今まで裏声で歌っていた音域・曲を徐々にミックスボイスで歌っていきましょう。
ちなみに、プロの方も裏声で歌っていると思われる部分は実はミックスボイスで歌っていることが多いです。
ミックスボイスの感覚をつかむまでが難しいのですが、自分でもミックスボイスを出せるようになってくると、プロの音源を聴いたときに
「あ、ここは裏声だ」
「ここはミックスボイスで歌っているな」
というのがわかるようになってきます。
ミックスボイスは、マスターすれば裏声よりもピッチが取りやすいだけでなく、裏声よりも地声に近いパワーが出せるというメリットもあります。
また、「意図しない場所で声が裏返ってしまう」という問題を改善することにも繋がります。
僕も以前“裏返り”でかなり悩んでいたのですが、ミックスボイスの練習をするようになってから裏返ってしまうことはほぼなくなりました。
練習開始2ヶ月くらいで感覚がつかめ、3ヶ月目くらいからは地声とミックスボイスの切り替えも上手くなってくると思います。
僕も今では裏声を使うことはほとんどなく、高音域は基本的にミックスボイスで歌っています。
自分の歌を録音する
これは歌に限った話ではないのですが、すべての物事の上達において「記録する」というのはかなり重要です。
というわけで、自分の歌を録音してきちんと聴き返すということをやっていきましょう。
僕もライブでは毎回iPhoneで自分の歌を録画し、必ず聴き返しています。
録画・録音すると自分では気づかなかったことがわかりますし、「いつもここで音程がずれる」といったポイントにも気づけます。
ピッチがずれる箇所というのは、だいたいいつも同じであることが多いです。
そこを重点的に練習していけば効率よくピッチを安定させることができます。
ピッチがずれなくなると、より気持ちよく歌えるようになります。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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Postscript執筆後記
最近もやもやしていることがあったのですが、上手く言語化できていなかったことをとある友人が指摘してくれました。やはり内にとどめたまま我慢するのは良くないなぁと。
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