ひとり社長の国民健康保険脱退手続きのやり方。
会社を作り、その会社で社会保険に入ったときは、国民健康保険の脱退手続きが必要です。
手続きの方法について解説します。
目次
忘れずにやっておきたい健康保険脱退
前回までで、会社での社会保険の新規適用手続き、被保険者資格取得手続きについてお伝えしました。
ひとり社長の場合、この2つで会社としての社会保険の手続きは終わりです。
しかしながら、こちらはあくまで会社としての手続きで、個人としての手続きもする必要があります。
年金については、会社で厚生年金に加入すると自動的に国民年金から厚生年金への切り替えが行われるため、個人の方での手続きは必要ありません。
一方、健康保険については、会社の健康保険に加入したとしても自動的に国民健康保険からの切り替えは行われないのです。
そのため、個人で国民健康保険に加入していた場合は、こちらの脱退手続きを自分で行う必要があります。
手続きが遅れてしまうと健康保険の二重払いになってしまうこともあります。
会社で社会保険に加入したら、早めにやっておきたいところです。
なお、会社の新しい健康保険証が必要となりますので、保険証が届いてから手続きすることになります。
脱退手続きに必要なもの・書類の書き方
国民健康保険については、管轄が各市区町村の役所になります。
市区町村ごとに様式、必要書類が異なりますので、ご自身がお住まいの市区町村のホームページで確認してみましょう。
とはいえ、だいたい共通しており、主に必要なものは以下のとおりです。
- 国民健康保険脱退届(各HPからPDFでダウンロード。名称・様式は市区町村ごとに異なります)
- 免許証などの本人確認書類
- 世帯主・本人のマイナンバーカードまたは通知カードのコピー
- 新しい会社の健康保険証のコピー
- 今まで使っていた国保の健康保険証(原本)
マイナンバー関係については市区町村により異なりますので、確認していただければと思います。
脱退届については、市区町村のHPでPDFが提供されていれば、印刷して手書きします。
- 届出日
- 住所
- 氏名
- 電話番号
- 生年月日
- 個人番号
- 性別
- 職業(もし選択式であれば「自営業(法人)」あたりで良いかと)
などを記入するだけですので、特に悩む箇所はないかと思います。
たとえば、東京都目黒区であればこんな感じになっています。(「他の健康保険に加入したことによる国保の脱退手続き」というところ)
来庁不要で郵送でできる国保年金課の手続き:目黒区公式ホームページ
健康保険脱退届は、なぜかA4サイズになっていないことがあります。
印刷するときは注意しましょう。
コンビニ(セブンイレブン)で印刷するときは、「ちょっと小さめ」で印刷すればきれいにA41枚に収まります。
郵送先・提出方法
窓口でも手続きはできますが、郵送でも対応してくれる市区町村も多いです。
基本的には市区町村の役所に郵送します。
詳しい郵送先は、各市区町村のHPで確認していただければと思います。
上記の必要書類を封筒に入れ、切手を貼って送ります。
送付状、返信用封筒などは不要です。
なお、マイナンバーなどの個人情報が含まれていますので、普通郵便ではなく追跡可能なもので送った方が良いかもしれません。
ちなみに、僕はクリックポストで送りました。
全国一律1通198円で、クレジットカード決済、追跡もできるので便利です。
国民健康保険の脱退手続きは意外と忘れがちです。
早めに済ませておきましょう。
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Postscript執筆後記
昨晩はビール「水曜日のネコ」を片手に一昨年解散してしまったバンド、NICO Touches the WallsのアコースティックライブをYouTube鑑賞。とても良い時間でした。
なぜか好きなバンドが良く解散します…。
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