ブログを収益化したいと考えたときに、多くの方がまず検討するのがgoogleアドセンスとAmazonアソシエイトではないでしょうか。

しかし、この2つは審査が厳しいことで有名です。

特にgoogleアドセンスについては最近更に厳しくなったという声も聞きます。

僕自身も申請する前はかなり色々調べましたが、「30記事書いたのに落ちた」とか「3回目の申請でやっと合格した」とかいう記事もありました。

アドセンスの申請時は4記事しか書いていなかったので自信はなかったのですが、結果として両方通ることができました。

実際に審査を通過してみて思うのは、記事の形式(画像とか外部リンクうんぬんとか)よりも、やはり記事の中身が大事なのではないかということです。

目次

審査申請時の状況と通過まで

  • 記事数
    • googleアドセンス申請時‥4記事
    • Amazonアソシエイト申請時‥5記事
  • サイト開設からの日数‥40日くらい
  • 画像‥多数
  • 外部リンク‥そこそこあり
  • プロフィール、プライバシーポリシー‥一応あり
  • 管理人の連絡先‥なし

ざっとこんな感じです。

「日数が経ってるのに記事少なすぎじゃん?」というツッコミはなしでお願いします笑。

googleアドセンスは申請してから6日後に通過の通知がきました。

僕はgoogleアカウントをいくつか持っているのですが、アドセンスは登録に使ったと思っていたものと別のアドレスの方に通知が来ていて、なかなか気づきませんでした。

単に自分の勘違いだと思いますが、なかなか通知が来ないので問い合わせしようかなーと思っていました笑。

同じように「なかなか来ないなー」という方がいらっしゃいましたら、別のGmailのアドレスも確認してみると良いかもしれません。

googleアドセンスは、最近では一次審査、二次審査といった区分はなく、基本情報を入力したあとはすぐに審査コードをサイトに貼り付けるように指示されます。

貼り付けを完了すると、「審査は最大で3日かかります」と出てきますが、アドセンスのヘルプを見ると、「数週間かかることもある」と書かれています。

どっちが正しいんだ?という感じですが、他のブログなどを見ても3日以内に通知が来ることのほうが少なく、申請してからは早くて1週間前後、遅いと1ヶ月くらいかかったりもするそうです。

あまり遅いようであれば、問い合わせフォームから聞いてみても良いと思います。(返信がもらえることは少ないようですが…)

一方Amazonアソシエイトは、申請時に入力する箇所は多いものの、審査自体はそんなに時間がかからない方が多いようですね。

僕もAmazonアソシエイトは夜の8時くらいに申請したところ、翌日の11時くらいにメールで審査通過の通知がきました。

記事数は関係ある?

Zeitung Financial Times / newspaper financial times

上記にもある通り、僕はgoogleアドセンス申請時は4記事、Amazonアソシエイト申請時は5記事しか書いていません。

さすがに1記事や2記事だとどうなのかという疑問はありますが、具体的に何記事以上なければダメという基準はなさそうです。

ただ、もし具体的な数字を気にするのであれば、記事数よりも文字数の方が大事なような気がします。

アドセンスのヘルプによれば、「十分なテキストコンテンツが必要」とのことです。

「十分な」という表現は非常にあいまいなので、どれくらい書けばいいかはわかりません。

しかし、仮に1記事500文字で20記事書くと10,000字ですが、1記事2,500文字で4記事書いても10,000字です。

長ければ良いというわけではありませんが、500文字しかない記事と、2,500文字の記事では、明らかに内容の濃さは違ってくるでしょう。

そんなに意識しなくても、読んでくれる人に手順や考えなどをわかりやすく伝えようとすると、自然と1,000字は超えてしまうのではないでしょうか。

文字数がある程度多い記事の方が、情報が豊富なコンテンツとみなされ、「サイトが完成している」とみなされやすいのかもしれません。(ブログなどは、どんどん記事が増えていくものなので、「完成」することはないですが。)

僕がgoogleアドセンスに通ったときの記事数は4記事ですが、文字数はトータルでは15,000字くらいありました。

やはりユーザーに有益な情報を提供するということを一番に考え、記事数は少なくても、内容の盛り込まれたボリュームのある記事を投稿しておく方が、通過しやすくなる気がします。

審査期間中は記事の更新は必要?

「審査期間中は毎日1記事は更新しないとダメ」という記述も良く見かけますが、更新しなければいけないということはなさそうです。

僕は申請した日から合格の通知があった時まで記事自体の更新はしていません。

更新しなくても通過している方は他にもいるようなので絶対条件ではないでしょう。

ただ、記事自体は書いていなかったものの、後述するプロフィールとプライバシーポリシーは、簡単なものですがこの期間に追加していました。(大して影響はなかったかもしれませんが)

アドセンスのヘルプには、「サイトが更新されているか」という条件は書いてありませんし、むしろ「サイトが完成されているかどうか」を重視しているようですので、更新はあまり関係ない気がします。

毎日更新しなければ受からないとなると、忙しい方やサラリーマンブロガーは圧倒的に不利になってしまいますが、実際サラリーマンの方でも審査に通っている方は沢山いらっしゃいますよね。

googleは合理的ですので、審査中の毎日更新や記事追加はおそらく条件として掲げてはいないでしょう。

急いで書いた記事を毎日追加するくらいなら、きちんと時間をかけて書いた記事を1記事でも追加する方が、審査を通過するという点では得策だと思います。

アクセス数はある程度必要か?

公式サイトには、「アクセス数がほとんどないページにコードを貼り付けると審査が進まない場合がある」と書かれています。

これは「コードが正しく貼り付けられていないと審査できませんよ」ということなのですが、このことから最低限のアクセス数がないと審査に通らない可能性はあります。

しかし、僕は月間500PVもいっていないくらいでしたし、それでも6日で結果が出たので、多くのPVを集めていないとダメということはないと思います。

Amazonアソシエイトの方も、「月間PV」を記入する欄があります。

こちらも正直に少なく書きましたが、通ったのであまり関係なさそうです。

ただ、アクセス数があるに越したことはないので、サイト開設初期はTwitterのフォロワーをちょっとでも増やすみたいなことはやっておいた方がいいでしょう。

画像は貼っちゃダメ?

Photography Ideas Creative Occupation Design Studio Concept

「画像は貼らない方がいい」という記述はたまに見かけますが、これは全くのデマだと思います。

著作権を侵害するような画像はもちろんだめですが、著作権フリーのCCやCC0の写真なら問題ないでしょう。(CCの場合はクレジット表記はきちんとするようにしましょう。)

画像ばかりで、文字のコンテンツが少ないとgoogleのロボットがコンテンツの良し悪しを判断できないので、仮に良質な画像ばかり貼っていても十分なコンテンツとはみなされない、といったことはあると思います。

しかし文章もきちんと書いているなら、文字ばかりの記事よりも多少は画像があった方が読者も飽きずに読み進めることができます。

手順ややり方を説明する記事の場合には、スクリーンショットがあったほうがわかりやすいですよね。

googleはユーザーにとって見やすく読みやすい記事を評価しますので、画像は適切に使っていった方が評価が高まると思います。

僕もCC0の画像は毎回使っていますし、スクリーンショットも沢山入れていました。

外部リンクは貼らない方がいいのか?

「外部リンクは貼らない方がいい」という記事もいくつか見かけましたが、外部リンクは貼っても問題ないと思います。

自分で書いた文章が少なく、「詳しくはこちらの記事を読んでみてください」みたいな感じで外部へばかり飛ばしていると、独自性の薄いコンテンツとみなされてしまうかもしれませんが、「自分でも本当はきちんと説明したいけど、このサイトにはどう頑張ってもかなわない」というようなときや、明らかに公式サイトも見てもらったほうがユーザーのためになりそうなときってありますよね。

そういうときは、外部リンクを貼っても問題ないでしょうし、むしろリンクを貼ることがユーザーのためになるわけですから、googleも評価してくれるでしょう。

僕はgoogleアドセンスとAmazonアソシエイト申請時には、他のブログへのリンクは貼っていませんでしたが、説明の便宜上公式サイトなどへのリンクは貼っていました。

アフィリエイトリンクは?

僕は申請時点では他のアフィリエイトリンクは貼っていませんでした。

他の方のブログを見ると、「貼りまくっていたけど通った」という記事もちょくちょく見かけたので特に関係なさそうです。

ただ、記事と全く関係ないようなアフィリエイトリンクばかりべたべたと貼っていたり、記事のボリュームに対してアフィリエイトリンクが多すぎると良くないかもしれません。

こちらもユーザーの読みやすさや便宜性を考えれば、自ずと適切な貼り方にいきつくと思います。

また、広告主側の視点に立ってみても、他の広告が多すぎると自分の広告が目立たなくなりますし、その分クリック率も下がってしまうでしょう。

それを考えると、やはり貼りすぎは良くないと考えられます。

日数は関係あるの?

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僕は40日くらい経っていたので正直なんとも言えません。

他の記事などを読むと、もっと早く受かっている人は大勢いますし、具体的に「サイトを開設してから何日目以降」というのは関係なくて、実際のサイト全体のボリュームがあるかどうかの方が大事な気がします。

既に記事をいくつか書いてからまとめて投稿していたり、他の無料ブログから移行したりする場合もあるでしょうし、記事数や文字数がある程度あれば、日数は1週間程度あれば十分だと思います。

プロフィール、プライバシーポリシー、管理人の連絡先など

こちらについては、ないよりはあった方が良いのかなとは思います。

僕はプロフィールとプライバシーポリシーは簡単に書いていましたが、連絡先は載せていません。

さすがに記事数が少なすぎたので、せめてプロフィールとプライバシーポリシーくらいは書いとこうかなぁと思ったくらいです。

あとは、「読者にとって信頼できるサイトかどうか」も大事とのことですので、プロフィールやプライバシーポリシーがあった方が「ちゃんとしてる感」は出せるというのはあります。

プロフィールが書かれていた方が、読者にとって安心感・親近感が湧くというのもありますよね。

連絡先は「載せた途端に通った」という事例もみかけましたが、僕の場合は、今は問い合わせフォームなども作ってないですし、大人の事情でしばらくは匿名で書く予定なので、なんとなく連絡先は載せたくありませんでした。

まあ、Gmailとかで新しく作ってしまえば迷惑メールとかも気にしないで済むのですが、面倒だったので…笑。

載せなくても僕は通りましたし、載せていないサイトも沢山あるので絶対条件ではなさそうです。

Amazonアソシエイトの購入歴は必要か

Amazonアソシエイトについては、購入歴があった方が良いという記述も良くみかけます。

僕は1ヶ月前と2ヶ月前くらいにそれぞれ1回づつAmazonでの購入歴がありました。

購入歴がない場合の申請は検証していないので何とも言えないのですが、購入歴がなくても通っている方はいるみたいなので、こちらも絶対必要というわけではなさそうです。

審査用ブログを作るべきか

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まずAmazonアソシエイトですが、こちらはサイトごとに申請をしなくてはならないので、審査用ブログは作っても意味はありません。

一方googleアドセンスについては、一度審査に通ってしまえば他の自分のサイトにも広告を貼ることができます。

昔はもっと審査が甘く、「1記事500字の日記系記事を5記事書いただけで通った」みたいなこともあったようです。

この頃なら審査用ブログを作ることに意味があったかもしれませんが、今では日記系の記事だけでは通りにくいようです。

20記事や30記事書いても落ちている人がいる以上、単に申請のためだけに別にブログを作るのは、もしそれが通らなかったときのことを考えると時間や労力の無駄だと思います。

審査用に別のブログを作るくらいなら、最初から本気の記事を5記事でも書いたほうが、ユーザーのためにも自分のためにもなり、結果として審査に通りやすくなるのではないでしょうか。

最近の審査は厳しいので、

  • みやすさ、読みやすさ、レイアウト
  • コンテンツの独自性
  • 内容の深さ、ボリューム

など、色んなことを意識しなければなりません。

これを単に審査のために作った使い捨てのブログでやろうとしても身が入らないと思います。

結局、収益化できているサイトに共通しているのは、ユーザーにとって有益な、良質な記事が沢山あることですよね。

「早く広告を貼りたい」という下心は抑えて、最初からこれらを意識して記事を書けば、結果的に早く審査に通ると思います。

そのためには、審査用のブログなどは作らずに、「将来絶対収益化したい!」と思うブログ一本に絞って大事に記事を書いていった方が良いでしょう。

独自性は意識した方が良い

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アドセンスのヘルプには、必要なこととして「他にはない独自の魅力があるか」ということが書かれています。

  • 単純に引用しただけ
  • 調べたことをまとめただけ
  • 他のブログでも書かれているような手順・方法を説明しただけ

だと独自性のあるコンテンツとはみなされない可能性があります。

単純に知っていることを書くだけではなく、自分の考えや経験、なぜそうした方が良いのかなどの理由なども積極的に盛り込んだ方が良いでしょう。

僕は他のブログで書かれているようなテーマと同じようなことを書くときも、

  • できるだけ丁寧に細かいところまで説明する
  • 自分の体験を盛り込む

といったことを意識していました。

特に自分が体験したことは、説得力がありますし何よりも独自なコンテンツとなります。

さらには経験したことなので書きやすいという利点もあります。

単純に知っていること、調べたことをまとめるだけでなく、体験を積極的に盛り込むことは、特にgoogleアドセンスの審査では大事ではないかと思います。

まとめ

長くなってしまいましたが、結局googleアドセンスもAmazonアソシエイトも、コンテンツの中身が大事だと思います。

僕も申請する前は色々と不安で形式的なことも沢山調べましたし、多少は形式を意識したところはあります。

それでもブログ初心者なりに、読んでくれる方のことを思って、1記事1記事魂を込めて書いてきたつもりです。

最初の5記事は1記事3,000字以上ありますし、かなり時間もかけています。

googleもAmazonも、きちんと真面目に記事を書いている人を応援してくれるのではないかと思います。

あまり形式的なことは気にせず、

  • 読んでくれる人の役に立つか?
  • 広告主はこのサイトに広告を出したいと思うか?

というシンプルな視点で、ひとつひとつの記事を大事に書いていけば自ずと審査には合格できるのではないでしょうか。

アドセンスのヘルプも、一度目を通しておくと参考になります。

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Seiji Aihara / 相原 征爾

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