WordPressの開発に便利なDocker(ドッカー)をMacにインストールする方法。
WordPressのテーマ開発やカスタマイズは仮想環境(ローカル環境)があると便利です。
仮想環境が必要な理由と、仮想環境を作ることができるDocker(ドッカー)のインストール方法の紹介です。
目次
なぜ仮想環境が必要なのか
WordPressのカスタマイズはWordPressの管理画面からも行うことができます。
ただ、こちらで行ったカスタマイズはすぐに実際のインターネット上(本番環境)に公開されてしまいます。
「それの何が問題なのか」と思われるかもしれませんが、仮にカスタマイズに失敗してデザインが崩れたりした場合でも、それが現在サイトを訪れているユーザーに見られてしまうのです。
コードを書き間違えてサイトが真っ白になってしまい、ユーザーも自分もサイトにアクセスできないといったことも起こりえます。
cssは書き間違えてもサイトが真っ白になってしまうことはありませんが、少なくともfunctions.phpのカスタマイズは仮想環境で行うのが安全です。
また、仮想環境(ローカル環境)を作っておけば、本番環境はそのままで別のテーマを仮想環境だけで試したり、WordPressやプラグインのアップデートを仮想環境で試し、不具合が出ないか確認するといったこともできます。
Dockerのインストール・起動方法
仮想環境・ローカル環境を構築する方法は色々ありますが、その中のひとつがDockerを使う方法です。
今回はそのDockerをMacにインストールしてみます。
Dockerのインストール
まずはDockerのサイトにアクセスし、「Products」→「Docker Desktop」とクリックします。
Macの場合、インテルとM1チップのものがあります。
お使いのPCに合わせて選択します。
僕のMacはM1チップなので、「Mac with Apple Chip」をクリックします。
ファイルのダウンロードが始まりますので、少し待ちます。
ダウンロードが終わったら、下のdmgファイルをクリックして開きます。
以下のような画面が出ますので、DockerのアイコンをApplicationsフォルダにドラッグ&ドロップします。
「“Docker”を“アプリケーション”にコピー中」と表示されますので、少し待ちます。
終わったら、上のDockerのアイコンの画面は☒ボタンで閉じてしまって大丈夫です。
なお、デスクトップに「Docker」というアイコンが表示されますが、こちらは不要なので右クリックで「“Docker”を取り出す」としておきます。(Macの場合、ファンクションキーの設定をしていればF11キーでデスクトップを表示できます)
Dockerの起動
⌘+スペースキーでSpotlightを起動し、「Docker」と入力します。
Dockerが表示されたらReturnキーを押して起動します。
このような警告が出ますので、「開く」をクリックします。
以下のようにパスワードを要求されるので、「OK」を押してMacのパスワードを入力します。
しばらくすると以下のような画面が出ます。
内容を確認して「I accept the terms」にチェックを入れ、「Accept」を押します。
画面が遷移し、以下のようなポップアップが出ます。
こちらは閉じてしまって大丈夫です。
上のクジラマークのアイコンをクリックし、緑のマークと共に「Docker Desktop is running」と出ていればインストールは成功です。
画面のチュートリアルはご興味があれば。
画面は☒ボタン(または⌘+Q)で閉じてしまって問題ありません。
次回はWordPressの仮想環境を構築する方法について書きます。
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Postscript執筆後記
アレルギー性鼻炎の治療のため、舌下免疫療法を始めてみました。とりあえず続けてみます。