GarageBandで使っている無料外部プラグイン。
普段、GarageBandで音楽制作・編集をするときは外部プラグインをメインで使っています。
僕が使っているおすすめの無料プラグインを紹介します。
目次
プラグインを使う理由・プラグインを使うメリット
そもそも、「プラグインって何?」という方や、プラグインを使うのが初めての方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明を。
プラグインはいわゆる“拡張機能”というもので、すでにある音源の音質を変えたり、調整したり、装飾したりするときに使います。
カラオケに行くと「エコー」というものがありますが、エコーをかけると多くの場合歌が上手くなったように聴こえますよね。
プラグインは、エコーのようにもともとの生の音にプラスして、より上手く、心地よく聴かせるためにかけるものです。
たとえば、イコライザーは不要な帯域の音をカットし、強調したい部分の帯域を上げることで音の印象を変えることができます。
コンプレッサーは曲中で音量差のあるボーカルを一定の音量幅に整えたり、ドラムのアタックを強調したりすることができます。
リバーブをかければ音に広がりを作ることができ、あえて音の輪郭をぼかすこともできます。
プラグインはもちろんプロの現場でも使われており(プロは高いものを使っていますが)、プラグインを上手く使うことで楽曲のクオリティを上げることができるのです。
GarageBandでは外部プラグインを使うのがおすすめ
GarageBandにも最初から沢山のプラグインが入っています。
ただ、残念ながらGarageBandのプラグインはあまり良いものがありません。
調節のためのパラメータが少なすぎたり、アナライザーがついていなかったりします。
プラグインをかけたことでどこがどう変わったのかが分かりにくいものが多いのです。
そのため、僕自身は普段の音楽編集ではGarageBand付属のプラグインを使うことはほぼありません。(例外としてEQは使いやすいので、ほぼ毎回使います)
その代わり、外部プラグインをインストールして使っています。
外部プラグインの中には無料で使えるものも多くあり、今回はその中から僕の使用頻度が高いものを紹介します。
おすすめのフリープラグイン
リバーブ:OldSkoolVerb
ダンピングやEQなどもついており使いやすいリバーブです。
ボーカルや弾き語り音源のリバーブとして良く使われる「プレートリバーブ」のプリセットがあるのも嬉しいです。
ボーカルや弾き語りの処理の場合は、pre-delayを40〜60くらいにすると遠くに行きすぎず良い感じになります。
Reverb Plugin with a Vintage Vibe [VST, AU, AAX] – OldSkoolVerb | Voxengo
コンプレッサー:MCompressor
無料とは思えないほど高機能のコンプレッサーです。
アナライザーも付いているのでどれくらい音が圧縮されているかが一目でわかります。
ニーモードの切り替えもでき、緩やかにかけることもできます。
Plugin installer | MeldaProduction
ちなみに、MacのOSをアップデートしたことでMeldaProductionのプラグイン全般が使えなくなってしまうことがあります。
その際は、上記のページから最新版の無料Bundleを再インストールし、GarageBandを再起動すれば使えるようになるケースもあります。
(僕がVenturaにアップデートしたときは、この方法で解決できました)
ピッチ修正:MAutopitch
これはMCompressorと同じMelda Producutionが出しているプラグインです。
SCALEというところでキーを設定しておけば、そのキーの音に合わせて自動でピッチを調節してくれるすごいプラグインです。
多少歌の音程を外してしまったときもこれを使えばある程度合わせてくれます。
GarageBandには手動でピッチを調整できる機能もありますが、その下処理に使ったり、ほとんど音を外していないボーカルであればこれをかけるだけでも十分綺麗な仕上がりになります。
DEPTHとSPEEDを強めにすれば、ケロケロボイスも作れます。
上記のコンプレッサーのページの無料バンドルのリンクから合わせてダウンロードできます。
ちなみに、バンドルには他にも沢山のプラグインが入っていますので、興味があればダウンロードしてみていただければと思います。
マキシマイザー:LoudMax
シンプルでわかりやすいマキシマイザー。
レバーを左にドラッグしていくと音圧が上がります。
最近はiZotope Ozone9のマキシマイザーを使っているので出番は少ないですが、以前は良く使っていました。
YouTube、Instagram、SoundCloudなどに音源をアップするときに音圧を調整するために使います。
Outを-0.2〜-0.3くらいに設定しておくと音が割れにくいです。
Threshは-3くらいにし、足りなければ2段がけした方がナチュラルにかけることができます。
ラウドネスメーター:Youlean Loudness Meter
ラウドネスメーターは音圧を視覚的に確認するために使っています。
音圧が足りていないと迫力に欠けます。
逆に上げすぎると耳障りになったり、プラットフォームのノーマライゼーションに引っかかってしまいます。
このラウドネスメーターを見ながらマキシマイザーやリミッターで調整しています。
Youlean Loudness Meter – Free VST, AU and AAX plugin
楽曲によってはもっと色々使うこともありますが、ほぼ毎回使っているものを紹介してみました。
すべてM1チップのMacにも対応しており、どれも無料で使えます。
ぜひダウンロードして色々いじってみていただければと思います。
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引っ越して明日で1ヶ月です。今の家は概ね気に入っているのですが、虫が多いのがネックです。
やっぱり低層階過ぎるのは良くないなぁと…
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