ギターのコードチェンジをスムーズにするコツ。
「ギターのコードチェンジがなかなか上手くできない」という方も多いのではないでしょうか。
今回はコードチェンジをスムーズにするために意識したいことを紹介します。
目次
次に移動するフレットを見ておく
上手くコードチェンジをするコツのひとつに、「次に弾くコードのフレットを見ておく」というのがあります。
たとえば、ローコードのAを押さえていて、次に7フレットの5弦を押さえなければならない、といったときにはAを押さえながら7フレットも見ておくわけです。
こうすると、コードチェンジの際に左手をパッと目的のフレットまで移動させることができます。
エレキのオクターブ奏法のときなどに特に有効です。
ただ、フレットを見ておくためにはコード進行をある程度覚えておく必要があります。
普段楽譜やコード譜を見ながら弾いている方は、何度も弾いていても意外とコード進行を覚えていないという方もいらっしゃると思います。(僕もそうなのですが…)
コード進行を覚えていないと、コードチェンジのときにもコード譜を見なければいけないということになります。
特に、「コード譜の一番右まで行き、次のコードが次の行の一番左に書かれている」といった場合には、コード譜を目で追う距離が長くなり、手元を見ている余裕がありません。
E→Emのような簡単なコードチェンジだったら問題ありませんが、フレットを大きく移動するような場合はコードチェンジが遅れてしまう可能性があります。
コード進行をすべて覚えておくのが理想ですが、なかなか大変なのも事実です。
フレットが大きく移動する箇所や、コード譜の行が変わるところだけでも、コード譜を見ないで弾けるようにしておくと良いと思います。
押さえる指を変える
2つ目のコツは、コードを押さえる指を変えてしまうというものです。
たとえば、Em7は人差し指で押さえている方が多いと思いますが、これを中指で押さえます。
Gは6弦を薬指で押さえるケースが多いですが、コード進行によっては人差し指で押さえる押さえ方の方が弾きやすい場合があります。
Aは3本の指で押さえるより、人差し指で4・3・2弦をセーハしてしまった方が基本的にコードチェンジはしやすいです。
Dadd9やDsus4の3弦も、曲によっては人差し指で押さえたほうが良い場合もあれば、中指の方が楽な場合もあります。
このように、押さえる指を少し変えただけでコードチェンジがしやすくなることは多いです。
教則本やネットでは一般的な指の置き方が紹介されていますが、コードを押さえる指に絶対的な決まりはありません。
曲やコード進行によって押さえる指は変えてしまっても構わないのです。
色々試してみて、押さえやすい指の使い方を考えてみていただければと思います。
押さえ方を変える
ギターのコードは何通りもの押さえ方があります。
上記の押さえる指を変える方法は、タブ譜上の押さえる位置は変えずに、押さえる指だけを変える方法でした。
ただ、コード進行によっては、タブ譜上の押さえる位置自体を変えると劇的に押さえやすくなる場合があります。
たとえば、Gadd9やGsus4はUフレットなどを見ていると4弦ルートのGadd9やバレーコードのGsus4で書かれています。
これは通常のローコードのGに3弦2フレットを足したり、2弦1フレットを足すことでも同じGadd9、Gsus4になります。
ローコードのGを弾いている曲であれば、こちらの方がコードチェンジはしやすいでしょう。
色々な押さえ方を調べるのは、新しい発見があり楽しいですよ。
あとは、コードをハショってしまうのも有効です。
たとえば、押さえにくいコードのルートをミュートするなど、6つの弦のうち1つや2つくらいハショってしまってもコード感はそんなに変わらないことが多いです。
コードをハショれば押さえるフォームや必要な指の本数が変わりますので、だいぶ押さえやすくなります。
コード自体を変えてしまうという手もあります。
たとえば通常のBm7であればバレーコードですが、Dadd9の形に5弦2フレットを人差し指で押さえると似たような響きになります。
コード自体は変わってしまいますが、曲によってはこちらの方がお洒落な響きになることがあり、僕も良く多用します。
バンドであれば勝手にコードを変えてしまうのは良くありませんが、弾き語りカバーであれば自分好みのコード進行に変えるのも全然ありですし、むしろその方がその人らしさが出るのではないかと思います。
サービスメニュー
Postscript執筆後記
いつも金曜のお昼は近くのキッチンカーのガパオライスを食べることが多いのですが、今日は売り切れ。そこでスタッフさんが急遽キムチチャーハンを作ってくださいました。
ボリュームもたっぷりで美味しかったです。