確定申告で来年こそは焦らないために、今からでもできること。
確定申告が毎年ぎりぎりになってしまうという方も多いのではないでしょうか。
確定申告で来年こそは焦らなくて済むように、今のうちから考えておきたいこと、やっておきたいことについてまとめました。
目次
領収書を整理しておく
最低限やっておきたいのは領収書の保管・整理です。
- 領収書やレシートがぐちゃぐちゃになっていてどこにあるかわからない
- そもそも取っておくのを忘れてしまった
- 捨ててしまった
という状況では、確定申告のスタートすらできません。
最低でも、まとめて紙袋や封筒に入れておきましょう。
ちなみに、僕がおすすめしているのは13ポケットのファイルに月別に入れていく方法です。
Amazonでも売っていますが、バラならロフトや東急ハンズで買うのがおすすめです。
レシートの整理方法についてはこちらに詳しく書いています。
また、Amazonなどネットで買ったものや、領収書が出ないものについてはメールや領収書のPDFをパソコンに保存しておきましょう。
後でやろうとすると面倒になったり忘れてしまいますので、買った直後か遅くとも翌日には必ずやると決めてしまうのがおすすめです。
日々経理をしておく
領収書の保管に加えて、できればやっておきたいのが日々の経理です。
もしご自身で確定申告をする予定であれば、年明けから会計データを1から作ろうと思うと大変です。
(僕自身、年明けから自分のデータを作れと言われたら憂鬱です…)
特に事業所得の方はそれなりの取引量になる方もいらっしゃるでしょう。
また、会計ソフトを使い預金やクレジットカードを連携していても、ずっとログインしていないと連携が切れてしまっており、その期間のデータを入力せざるを得ないということにもなりかねません。
そこで、最低でも月に1回は経理をする日を決め、その日に1ヶ月分のデータを作ります。
預金やクレジットカードで連携しているものはその登録とチェックをし、現金で払っているものは直接会計ソフトに入れるか、Excelにまとめて入れ、後で会計ソフトにインポートします。
「会計ソフトはちょっとハードルが高い」という方はすべてExcelでもOKです。
僕自身、まずはすべてExcelに入れていますし、お客様にもExcelに入力していただき、確定申告のときにそのデータをもらっています。
なお、本当は毎日経理をするのが一番おすすめです。
正直なところ、月に一度では結構取引が溜まっており、めんどくさくなりがちだからです。
毎日なら1日1〜5分くらいで終わります。
“毎日経理”が結果的に一番楽なのです。
経理を「確定申告のため」と考えてしまうとただ面倒なだけになってしまいますが、「事業に活かすためのデータ」と考えれば数字を見るのも楽しくなってきます。
数字をもとに、
- この部門の売上が上がっているから、今後はここに注力しよう
- この支出は無駄だから来月で解約しよう
- 今月は資金に余裕があるから新しいパソコンを買おう
といった判断ができます。
年に一度、年明けに数字を見ただけではせっかくの数字を事業に活かすことができません。
お金があるのかないのか、儲かっているのかいないのかもよくわからず、過度に不安になったり頑張りすぎてしまう可能性もあります。
経理は精神安定剤にもなりうるのです。
最低でも月1、できれば毎日、経理はやっていきましょう。
税理士に早めにコンタクトを取る
もし確定申告を税理士にお願いする場合は、一度早めに連絡を取っておきましょう。
時期としては年内の10月頃がおすすめです。
年が明けてしまうと、税理士事務所の中には申込みを締め切ってしまうところもあります。
また、節税については年が変わってしまうとできることはほとんどなく、年内にやっておく必要があります。
10月なら年末まで2ヶ月ありますので、
- 利益、納税予測
- 用意しておくべき資料
- 今からチェックしておくこと
など、色々なアドバイスをもらえるはずです。
ちなみに、3月の期限ぎりぎりにコンタクトを取ると受けてもらえない可能性もあります。
期限間際の申告は経費や売上が漏れやすくなり、お客様・税理士双方にとってミスの原因にもなります。
「何もやっていない」という方こそ、一度早めに相談されることをおすすめします。
なお、税理士にお願いするときには、確定申告自体を代行してもらうのか、それともチェックやアドバイスだけでも良いのかなども相談してみましょう。
ご自身で確定申告をされる場合も、早いうちに一度税理士に見てもらうのがおすすめです。
自分では正しくできていると思っても、間違いが見つかることがほとんどです。
一度やり方を教わっておけば、来年以降は自分ひとりで完結させることもできます。
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Postscript執筆後記
今日も確定申告の続きを。せっせと作ったシミュレーションExcel、RPAが大活躍の一日でした。