【RPA】UiPath Studio Xのダウンロード方法・e-Taxに自動ログインする方法。
e-Taxへログインするには、利用者識別番号と暗証番号を計5箇所に入れなければならず、面倒です。
この動作はRPAを使えば自動化できます。
今回は、RPAのUiPath Studio Xの始め方と、UiPath Studio Xを使ってe-Taxソフト(WEB版)にログインするプログラムの作り方を解説します。
なお、この記事を書いている現在、UiPath Studio XはWindowsでしか使えません。
目次
UiPath Studio Xの始め方
最初にUiPathのアカウントを作る必要があります。
UiPathのサイトにアクセスし、「トライアル開始」をクリックします。
少し下にスクロールし、「コミュニティ向けの〜」をクリックします。
メールアドレスを登録するか、Googleなどのアカウントで登録します。
情報を入力し、「続行」をクリックします。
「UiPath Studioをダウンロード」をクリックします。
ダウンロードしたインストーラーをクリックすると以下のような画面が現れます。
「クイック」を選び、「インストール」をクリックします。
このようなポップアップが出ますので、ブラウザを閉じてから「OK」を押します。
右下の「UiPath Studioを起動」をクリックします。
「サインイン」をクリックします。
「UiPathを開く」をクリックします。
「テナントに接続」という画面でしばらく待った後、以下の画面になります。
「UiPath Studio X」を選択します。
「Studio Xへようこそ」という画面は閉じてしまって問題ありません。
これでダウンロードは完了です。
UiPath Studio Xでe-Taxにログイン
それでは、実際に簡単なプログラムを作ってみます。
今回は、例としてe-Taxソフト(WEB版)にログインするプログラムを作ります。
右上の「新規プロジェクト」の「空のタスク」をクリックし、名前と場所を指定して「作成」をクリックします。
ちなみに、名前を後で変えるのはちょっと面倒ですので、わかりやすい名前をつけておくのがおすすめです。
最初に、プログラム実行時の設定をしておきます。
初期設定では、プログラム実行後にブラウザが勝手に閉じてしまいます。
これは困りますので、メニューのプロジェクト→「プロジェクト設定」の「UI Automation モダン」で「クローズ動作」を「Never」にします。
これで、実行後もブラウザが閉じずに残ってくれます。
まずはブラウザ(今回はGoogle Chrome)でe-Taxのログイン画面を開いておきます。
UiPath Studio Xの「アプリ/Webレコーダー」をクリックします。
このようにブラウザに移りますので、実際にクリックして記録していきます。
最初にブラウザのどこかをクリックしておきます。
こんな感じで一番外側の要素をクリックすると上手くいくかと思います。
「ログイン」ボタンを押します。
入力欄をクリックするとポップアップが出ますので、番号などを入れていきます。
ポップアップの入力欄に入力し、Enterを押せばOKです。
(1番目の枠が上手く認識されないときは、図の箇所を後述するアンカーに設定してみてください)
ログインできたら、停止ボタンを押してレコーディングを止めます。
「保存してStudioに戻る」をクリックします。
このように記録がされています。
間違った操作を記録してしまった場合は、このように項目を選択し、右クリック→「削除」で削除できます。
なお、レコーディング中に利用者識別番号の枠が上手く認識されない場合があります。
このときは、項目のオープンメニューを開き「画面上でターゲットを指定」をクリックします。
ブラウザが表示されますので、番号の枠をクリックすると「重複が見つかりました(黄色表示部)」という表示が出るかと思います。
これは、似た要素が複数あり、UiPathが要素を正しく認識できていないということです。
このときは、番号の枠の下にいかりのマークがありますので、こちらをクリックしてアンカーを追加します。
僕の場合は番号の1つ目が上手く認識されなかったので、このように「(例)」というところをアンカーに設定しました。
これでもエラーになったので、こちらの枠をクリックしたときに現れる歯車アイコンをクリックし、「ウィンドウ セレクター」で「セレクター」にチェックを入れると上手くいきました。
これでも上手くいかない場合は、「アクティビティ」→「アプリとWEBの自動化」→「SAP」の「クリック」を番号入力の直前に挿入し、この1つ目の番号を入れる枠をクリックする動作を加えると上手くいく可能性があります。
修正後、メニューの「実行」ボタンを押し、無事ログインできていれば完成です。
なお、Excelから番号を読み取ってログインすることもできます。
Excelから読み取ったデータをブラウザに入力する方法はこちらを参考にしていただければと思います。
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Postscript執筆後記
今日はほぼ一日ブログ執筆とプログラム作成。調べつつプログラムを作り、エラーの修正をしながら書いたのでかなり時間がかかりました…。