独立してからの方が打ち合わせが楽しい。
税理士業ではお客様と打ち合わせをします。
この打ち合わせは独立してからの方が楽しいと感じます。
目次
お客様と話すのが好き
僕はもともと話すのは好きな方だと思っています。
ただ、面白いことが言えるわけではないですし、決して話し上手というわけではないです。
どちらかと言うと「聞き上手」と言っていただくことは多く、誰かと話す・会話する・コミュニケーションを取ることは好きです。
税理士業の中でも、お客様と話す仕事、つまり「打ち合わせ」は好きな仕事のひとつです。
決算整理や、Excelでシミュレーションをしたりと、黙々とひとりでこなす仕事も好きなのですが、やはりお客様と話しているときが一番楽しいと感じます。
僕は「ひとりでも黙々と作業ができて、かつ、人と接することも好きな人」が税理士に向いているのではないかと考えています。
僕には「あまり難しい税法が好きではない」という税理士として大きな欠点があるのですが笑、先述の意味では税理士になって良かったと思っています。
勤務時代はあまり打ち合わせが楽しくなかった
とはいえ、会社員時代を思い返してみると、そこまで打ち合わせは好きではなかったかなと。
もちろん、楽しいと思える打ち合わせもあったのですが、それは本当に好きな、ごく一部のお客様とのミーティングだけでした。
楽しくなかった理由を考えてみると、
- そもそもお客様が好きではなかった(ビジネスの内容、人としての性格(あまりにも細かい、高圧的とか))
- お客様に興味が持てず、話題に困る
- 打ち合わせが無駄に多い(お客様もこちらも話すことがない)
- 得意分野以外の税務・会計の質問が多い
- 上司や先輩と一緒に行かなくてはならない顧問先もあった
- 話の合わないお客様と一緒に食事をしなくてはならない
- 他の仕事に追われて打ち合わせの準備が思う存分できない
- 打ち合わせに時間を取られ、事務所に帰ってから残業して他の仕事をしなければならない
といったことがありました。
苦手なお客様との打ち合わせの場合、3日前くらいからお腹が痛いということも…。
誰でもそうだと思いますが、話す相手や話す内容が合わなければ、いくら話すことが好きでもなかなか「楽しい」とは思えないものです。
訪問時に必ず食事を奢ってくださる方もいらっしゃったのですが、正直早く帰りたかったですね…。
よく言われることですが、食事も何を食べるかより誰と食べるかの方が大事ではないでしょうか。
独立してからの打ち合わせは楽しい
独立してから、特に最近はお客様との打ち合わせが楽しいです。
これは、
- 興味が持てるお客様と仕事をしている
- 人としての相性が良い
からだと思います。
顧問のお客様との打ち合わせの準備はそれなりの時間をかけています。
お互い貴重な時間を割くものですので、有意義なものにしたいからです。
独立して仕事量のコントロールがしやすくなり、準備に時間をかけられるようになったという事情もあります。
それ以上に、お客様のことが好きで、興味があり、価値提供したいと思えるからこそ、より進んで準備できるようになっているのではないかと考えています。
その結果、腕も上がり、喜んでいただくことができ、ますます打ち合わせが楽しくなると感じています。
独立している先輩方が「独立するとお客様を選べる」と皆おっしゃっていますが、やはりその効果は大きいです。
もちろん最初はなかなか自分に合ったお客様に来ていただくのは難しいですが、段々と軸ができてくるものです。
好きなお客様と楽しく打ち合わせができるようになっただけで、十分独立した価値はあります。
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Postscript執筆後記
今日は新規のお客様と1回目の打ち合わせ。会計ソフトの導入、設定、口座連携などをやらせていただきました。