起業・独立したら単発相談を仕事に。単発相談を受けるメリット。
独立・起業したら単発相談を仕事にしてみましょう。
意外と喜ばれ、より多くの方のお役に立つことができます。
目次
単発相談とは
「単発相談」とは、その名の通りその場限りのスポットで相談を受ける仕事です。
お客様としては、1対1で相談を受けることができるコンサルティングのようなメニューになります。
「時間辺りいくら」という形で値付けをして、その時間内で質問に回答したり、相談をいただくことになります。
僕自身も、単発でご相談いただくメニューをいくつか用意しています。
単発相談を仕事にするメリット
単発相談を仕事にすることは、次のようなメリットがあります。
お客様にとって依頼をしやすい
まずは、単発のメニューということで、お客様にとって「依頼しやすい」というメリットがあります。
たとえば、僕のやっている税理士業では、業界的には「税務顧問」といって継続的なサポートをさせていただくのが普通です。
ただ、顧問は継続的なお付き合いということもあり、それなりの料金になります。
そのため、お客様としては気軽には申し込みづらいのも事実です。
一方、単発相談はその場限りで時間も短いため、その分顧問に比べれば料金を低く設定することができます。(決して安くはありませんが)
明らかに、顧問のような継続的なプランよりはお申し込みがしやすいはずです。
また、「継続的なプランも気になるけど、合わなかったらどうしよう」と心配される方もいらっしゃいます。
継続的なお付き合いをするとなれば、考え方や人柄なども重要です。
単発相談であれば、少ない出費でそれを確認できるわけです。
いわば他のメニューの「お試し」という位置づけでも申し込んでいただくことができます。
より沢山の方のお役に立てる
単発相談をすることで、より多くのお客様のお役に立てます。
「継続的なプランだと予算的に厳しい」という方はもちろん、同業者や、本来お客様として想定していなかった層のお客様からもご依頼をいただける可能性があります。
たとえば、美容師として開業された方であれば、メインの仕事は美容師としての施術になるでしょう。
ただ、「美容師としてのスキル」だけでなく、「独立開業したという経験・知識」もお持ちなわけです。
仮に、「これから美容師として独立を考えているので、ノウハウを教えてほしい」という方がいた場合、その方にとって「独立の経験」は価値があります。
そこで「これから美容師として独立開業する方の相談にのります」という単発相談をメニューとして掲げれば、そのような方のお役に立つことができます。
自分の知識・スキルをブラッシュアップでき、成長できる
どんな仕事も何かしら学ぶことはあります。
とはいえ、仕事によって勉強になることの度合いは異なるものです。
単発相談は特に学びのコストパフォーマンスが高いと感じています。
その理由のひとつは、良い意味で自分にプレッシャーがかかること。
単発相談は、1時間ならその1時間内でお客様の質問に答え、問題を解決しなければなりません。
これは決して楽ではなく、それなりに緊張感があります。
自分に負荷がかかるからこそ、その時間中は必死で考えますし、より力を発揮できる可能性が高まります。
単発相談は、あまり自分が得意でない分野についてのご依頼があることもあります。
全くお役に立てそうでなければお断りすることもありますが、少しでも「調べれば何とかなりそう」と思えれば受けるようにしています。
受けてしまったら、お役に立てるように準備せざるを得ません。
この段階で必死に勉強すれば、かなりの知識を高い集中力でインプットすることができます。
未経験分野の相談でも受けることで、その分野について経験を積むことができるわけです。
その結果、成長でき、自信にも繋がります。
そして、当日ご相談の場で話すことで、知識のアウトプットができます。
アウトプットすることで、より知識が強固になります。
自分で喋ってみるとわかっていないところが浮き彫りになりますし、その場でお客様から質問をいただくことでさらに勉強になります。
もちろん、質問に答えられないこともあるかと思います。
そのときは、後日メールなどで回答すれば問題ないと考えています。
単発相談でご相談・ご質問いただいた内容はネタにもなります。
実際、僕は相談いただいた内容をブログの記事にしたこともあります。(もちろん、個人情報は出さないなど配慮はしています。)
こうすることで、さらにアウトプットでき、また別の方のお役にも立てます。
単発相談は、1回の相談でインプット→お客様へのアウトプット→不特定多数の方へのアウトプットができるというわけです。
単発相談を依頼いただくには
単発相談を受けるには、次のようなことをやっておきましょう。
さらっとお伝えしておく
お客様になりそうな方とお話ししたときに、さらっと「こういうのやってます」と言っておくことが大事です。
いわゆる「本業」以外でそのような仕事をしているとはなかなか思われないでしょうし、同業者向けのサポートをしている方も少数派です。
そもそも単発相談という仕事自体がマイナーでもあります。
まずは、「単発の相談も受けている」ということを知ってもらうことが必要です。
メニューとして出しておく
単発相談を仕事として受けたいなら、メニューとして出しておきましょう。
具体的には、「どういう相談について、何時間、いくらでやっている」というのをホームページなり、パンフレットなりに記載しておくことです。
「お問い合わせください」とあるよりも、予めすべて出しておく方がお客様としては依頼しやすいものです。
申し込みフォームがあった方がスムーズですので、ホームページに単発相談のページを作り、そこにフォームもつけるのが理想です。
申し込みフォームは、WordPressならContact Form7というプラグインで無料で作ることができます。
こういうカスタマイズを簡単にできるようにするためにも、独立したらHPは自分で作ることをおすすめしています。
単発相談、ぜひ挑戦してみていただければと思います。
サービスメニュー
Postscript執筆後記
週末はウェス・アンダーソンの映画『犬ヶ島』を鑑賞。ストーリー、映像のセンス、シュールな小ネタなど、どれをとっても素晴らしく、今年観た映画の中で一番面白かったかもしれません。
今晩リピートしようかと。
Something New一日一新
カフェ ダイニングバー 104.5映画 犬ヶ島