法人の青色申告承認申請書・給与支払事務所等の開設届出書・源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書をネット(e-Tax)で提出する方法。
法人の青色申告承認申請書・給与支払事務所等の開設届出書・源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書をネット(e-Tax)で提出する方法を解説します。
なお、法人設立届の作成方法・書き方についてはこちらをご覧ください。
目次
届出書の作成方法(書き方)
e-Taxで届出書・申請書を作成する方法についてお伝えしていきます。
なお、紙で提出する場合も記載内容は一緒です。
事前準備やe-Taxにログインするところまでは、上記の設立届の記事を参考にしていただければと思います。
青色申告承認申請書
e-Taxにログインし、「申告・申請・納税」から新規作成の「操作に進む」をクリックします。
一番下の「法人設立及び異動手続きの申請・届出」をクリックすると帳票入力という画面になります。
(「帳票共通項目入力」という画面が表示される場合は、ここで代表者情報などの入力・確認をして右下の「次へ」をクリックします。)
真ん中より少し上までスクロールすると、「青色申告の承認申請」という項目があります。
ここの「青色申告の承認申請書」の「作成」をクリックします。
事業種目は欄が小さいですので、どれかメインのものをひとつ書いておけば大丈夫です。
事業年度の欄は間違えないように慎重に入力しましょう。
初年度から青色申告にする場合は、「自」の欄に設立日、「至」の欄に1期目の終了日を入れます。
なお、青色申告承認申請書の提出期限は設立から3ヶ月経った日とその事業年度終了日のいずれか早い日です。
通常は設立から3ヶ月以内となりますが、期限を過ぎてしまった場合は2年目から青色申告の適用になります。
次のチェック欄ですが、通常の新しく作った会社であれば、2つ目のチェック欄にチェックし、日付は設立日を記載します。
「2 参考事項」の帳簿のところは、会計ソフトを使っていれば以下のように入力すれば大丈夫です。
その場合は、「(2)特別な記帳方法の採用の有無」のところは「ロ 電子計算機利用」にチェックを入れておきます。
入力し終わったら「作成完了」をクリックします。
給与支払事務所等の開設届出書
先程の「帳票入力」の画面の一番下から2番目、「給与支払事務所等の開設/移転/廃止届出書」の「作成」をクリックします。
今回は、新規設立ですので「届出種別」は「開設」、「届出の内容及び理由」は「開業又は法人の設立」にチェックをします。
開設日年月日は設立日と一緒で構いません。
いつから給与を出すか決めていない場合は、「給与支払を開始する年月日」は空欄で大丈夫です。
「従業員数」は現状で記載します。
「給与支払事務所等について」の欄は空欄で問題ありません。
入力が終わったら下の「作成完了」をクリックします。
源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
いよいよ最後の書類です。
こちらは従業員数が9人以下の場合に、通常毎月払う源泉所得税の支払いを年2回にしたいときに提出します。
(10人以上の場合は毎月払いしかできません)
「帳票入力」の画面の一番下、「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書」の「作成」をクリックします。
こちらの書類は、給与支払事務所等が特に本店と別になく、給与を支給するのが初めてであれば改めて入力する箇所はありません。
そのまま下の「作成完了」をクリックします。
なお、「納期の特例」が適用されるのは提出した次の月からです。
この申請書を出す前の月までに払った給料の源泉所得税は毎月納付となります。
納期限に注意しましょう。
e-Taxで提出する方法
すべての書類が作り終わりましたので、これらをシステムを使って送信します。
「帳票入力」の画面の一番下の「次へ」をクリックすると「入力内容及び提出先の確認」という画面になります。
(ここで、地方税の書類に関する保存のポップアップが出る場合は「保存」をクリックします。)
「手続きの選択」というところで「読込」を押すと下に作った書類が表示されます。
「選択」にチェックを入れ「帳票表示」をクリックするとPDFが表示されますので、ここで入力内容に間違いないか最終確認をしておきます。
問題なければ下の「次へ」をクリックします。
「電子署名の付与、受付システムへの送信」という画面になりますので、マイナンバーカードを挿入したカードリーダーをPCにつなぎ、「電子署名の付与」をクリックします。
「フォルダ選択」というところは特に気にしなくて大丈夫です。
「カードタイプの電子証明書をご利用の場合」を選択して「次へ」をクリックします。
「公的個人認証サービス(マイナンバーカード)」を選択して「次へ」をクリックします。
署名用パスワードを入れ、「OK」を押します。
以下のような画面が出れば署名完了です。
地方税の設立届も作成している場合は、地方税の方も忘れずに署名を付与します。
「署名済み」となっているのを確認し、一番下の「送信」をクリックします。
送信が完了すると、「即日通知の保存」というポップアップが出ますが、こちらは閉じてしまって大丈夫です。
左のメニューの「送信結果・お知らせ」をクリックし、「メッセージボックス一覧」の「操作に進む」をクリックします。
メッセージが来ていますので、各「手続き名」のタイトルをクリックすると中身を見ることができます。
クリックすると「受信通知」が表示されますので、こちらはPDFで保存しておきましょう。(諸々の手続きの際に必要になることがあります)
「受信データ(XML)」の「帳票表示」をクリックすると、送信した書類をPDFで見ることができます。
こちらもそのままPDFで保存しておきます。
お疲れ様でした。
これで会社を作ったときの税金関係の手続きは完了です。
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Postscript執筆後記
昨日の夜から今日の昼間にかけて、湿度が高かったせいか鼻が詰まって辛かったです…。(アレルギー性鼻炎で、湿度が高いとダニの活動が活発になる)
やはり舌下免疫療法を受けようかなと。