DaVinci ResolveでYouTubeショート動画を作る方法。
動画編集ソフトのDaVinci ResolveでYouTubeショート動画を作るメリットと、その方法について紹介します。
なお、この記事はある程度DaVinci Resolveを使ったことがある方を想定しています。
目次
YouTubeショートとは
YouTubeショートは、通常の動画とは別に1分以内の縦型動画を投稿できる機能です。
短いため動画を作る側も気軽に投稿でき、視聴者としても気軽に見ることができます。
スマホでYouTubeアプリを立ち上げたときにトップ画面に表示されるため、チャンネル登録をしていない新たな視聴者にもリーチできるというメリットがあります。
- YouTubeショートだけでは収益化が難しい(通常の広告収益ではなく、YouTube ショート ファンドというところから支払われる)
- 長い動画がメインのチャンネルは、ショート動画の視聴者と相性が良くない可能性はある(ショート動画が見られるからといって、他の通常動画を見てもらえるとは限らない)
- すでに登録している視聴者にとっては、がっかりされる可能性もある(ボリュームのある動画を期待されている可能性もあるため)
といったデメリットはありますが、再生回数を伸ばしたり、新たなチャンネル登録者獲得という点では一定の効果があるのではないかと思います。
DaVinci ResolveでYouTubeショートを作るメリット
YouTubeショートは縦型の動画が想定されています。
これはスマホからでも気軽に投稿できるように、ということも理由のひとつではあると思います。
ただ、
- 通常の横型動画(16:9)を編集してYouTubeショートを作りたい
- 既存の動画のダイジェスト版のような形でYouTubeショートを作りたい
- スマホではなく一眼レフなどのカメラで撮った動画をYouTubeショートにしたい
といったこともあります。
「通常の投稿を想定して撮影したものの、ショートで投稿したくなった」ということもあるはずですので、パソコンで横型動画を縦型に編集できると便利です。
今回は、動画編集ソフトのDaVinci Resolveを作って横型動画から縦型のYouTubeショート動画を作る方法を紹介します。
DaVinci ResolveでYouTubeショート動画を作る方法
プロジェクト設定
新規プロジェクトを立ち上げた後、メニューの「ファイル」→「プロジェクト設定」で「マスター設定」を開きます。
一番上のタイムライン解像度を「1920 × 1080 HD」にし、その下の「解像度」を「1080 × 1920」にして保存します。
ズームと位置の調整で縦型にする
いつも通りメディアプールに素材を読み込ませ、その後カットページのタイムラインに動画や音声素材をドラッグ&ドロップします。
この時点では、以下のように枠は縦型になってはいるものの、中身の動画が横型なので上下に大きな黒い余白ができてしまっています。
この余白が小さくなるように調整していきます。
カットページの右側の「ビデオ」タブに「ズーム」「X位置」といった項目があります。
こちらにマウスのカーソルを合わせ、一度クリックすると「↔」のようなアイコンに変わります。
これを上下にドラッグすることでズームしたり、左右の位置を調節したりすることができます。
(直接数字を入力することも可能です)
多少余白が残っていても、YouTube投稿上は問題ありませんので、今回はこれくらいにしてみました。
あとは、通常通りデリバーページで書き出します。
なお、動画は60秒以内にしないとショート動画として認識されませんので注意しましょう。
YouTubeに投稿
YouTubeに投稿するときにやることは、普段と全く同じです。
1080 × 1920のアスペクト比で、1分以内の動画であれば自動でショート動画として投稿されます。
以前は「#Short」「#Shorts」といったハッシュタグをタイトルか概要欄に入れる必要がありましたが、僕がテストしてみた限りでは、ハッシュタグがなくてもショート動画になります。
ぜひ試してみていただければと思います。
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Postscript執筆後記
週末は実家に帰ってゆっくりと。ついでに服やCDの断捨離も。見逃していた「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」をようやく見ることができました。
懐かしいキャラクターが出てきて感慨深かったです。
Something New一日一新
マルエツでScan &Go使用スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム
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