左右片方からしか聞こえない音源をMacで両方から聞こえるようにする方法。
録音した音源や、録画の音声が片側からしか聞こえないことがあります。
そんなときは、MacのGarageBandを使うことで左右両方から聞こえるようにすることができます。
目次
音声が片方からしか聞こえない原因
音源や音声が左右どちらかしか聞こえないのは、多くの場合、録音の設定がステレオになっており、そのステレオの片方にしか音声が入力されていないことが原因です。
ステレオは、そもそも左右2個以上のスピーカーから別々の音を出す方式です。
片方にしか音源が入力されていなければ、出力するときにも片側からしか音が出ないということになります。
録音機器や録画ソフト・録音ソフトの設定を変更し、ステレオ録音で両方から入力されるようにするか、モノラル録音にすれば次回からは両耳から聞こえるようになります。
両方から聞こえるようにするには音源をモノラル化する
可能であれば、機器やソフトの設定を変えて再び録音・録画するのが一番ではあります。
ただ、もう一度録画や録音するのが面倒だったり、何かしらの事情で再録画・再録音できないこともあるでしょう。
そんなときは、すでにあるステレオ音源をモノラル化するという方法があります。
音声をモノラル化すると、もともと2つあった入力音源がひとつになり、左右のスピーカーやヘッドホンからそれぞれ全く同じ音が出るようになります。
この仕組みを使えば、片方からしか聞こえなかった音源を左右両方から聞こえるようにすることができます。
MacのGarageBandで音源をモノラル化する方法
Macユーザーの方であれば、Macにもとから入っているGarageBandというソフトを使うことで、比較的簡単に音声をモノラル化できます。
今回はその方法を紹介します。
なお、GarageBandの基本的な使い方はこちらで解説しています。
事前に軽く目を通しておいていただければと思います。
GarageBandを立ち上げ、上部メニューの「ファイル」→「新規」→「空のプロジェクト」で新しいプロジェクトを作ります。
その後、MacのFinderからモノラル化したい音源をGarageBandのトラックのタイムライン上にドラッグ&ドロップします。
この状態で再生してみると、片方からしか音声が聞こえないかと思います。
これをモノラル化するには、「Direction Mixer」というプラグインを使います。
プラグインの追加方法はこちらの記事の「外部プラグインのインストール方法・使い方」の「プラグインをトラックに追加する」を見ていただければと思います。
なお、今回使うDirection Mixerは外部プラグインではなく、GarageBandにもとから入っているプラグインです。
プラグインを追加したい位置にマウスを持っていくと、「^」のようなアイコンが表示されます。
こちらをクリック後、「Imaging」の中の「Direction Mixer」を選びます。
追加したDirection Mixerにカーソルを持っていき、横棒のようなアイコンをクリックすると以下のような画面が表示されます。
一番上の選択項目をクリックし、「Stereo to Mono」というプリセットを選択します。
これで再生してみると、左右両方のスピーカーから音が出るようになります。
あとは、この音源をMacに書き出し、動画編集ソフトに取り込んだりプラットフォームにアップロードすればOKです。
書き出し方もこちらの記事で解説しています。
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Postscript執筆後記
今日は税理士業、自社の決算など。決算整理までは終わったので、明日申告書まで終わらせたいところです。
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