法人地方税(都道府県民税、事業税など)の中間納税の払い方。
法人税(国税)の中間納税がある場合には、法人地方税も払う必要があります。
法人地方税の中間納税のおすすめの払い方について紹介します。
目次
法人地方税の中間納税
法人税は国に払う「法人税・地方法人税」と、都道府県・市区町村に払う「法人都道府県民税・事業税・特別法人事業税」から成っています。
「法人税・地方法人税」の中間納税がある場合、都道府県・市区町村にも同様に払います。(東京都23区の場合は東京都へまとめて払います)
払う期限や金額の計算方法は基本的に国税と一緒です。
期首から8ヶ月以内に前期の確定申告の法人地方税の半額を払います。
法人税(国税)の中間納税については、こちらをご覧いただければと思います。
法人地方税の中間納税の選択肢
法人都道府県民税・事業税・特別法人事業税も国税と一緒に払えればいいのですが、残念ながら現状は別々に手続きをしなければなりません。
法人都道府県民税・事業税・特別法人事業税を払うには、以下のような方法があります。
納付書で払う方法
期首から7ヶ月後(納期限の1ヶ月前)くらいに、都道府県民税事務所から「法人都(道府県)民税・事業税及び特別法人事業税予定申告書」といったような名前の書類が届きます。
この中に3枚一組の複写式の「領収証書」と書かれた紙が入っていますが、これが納付書と呼ばれるものです。
こちらには払う金額が印字されていますので、これを銀行など金融機関に持っていけば払うことができます。
ただ、銀行に出向く手間・窓口に並ぶ手間があります。
Excel納付書で払う方法
こちらも上記の納付書で払う方法と実質的には同じなのですが、納付書が見当たらない、失くしてしまったというときには自分で作ることもできます。
東京都の場合、以下のリンクからダウンロードできます。
(法人事業税・特別法人事業税・法人都民税)納付書 Excel版
こちらのページに他の様式もあります。
こちらに税額を入力し、印刷して銀行に持っていけば、印字済みの納付書と同じように税金を払うことができます。
このExcel納付書は決算のときにも使えます。
中間納税のときは送られてきたものには印字がされているのに対し、自分で作る場合は自分で入力しなければなりません。
紙の納付書を使う場合、決算のときはどのみち自分で手書きしなければなりませんので、手書きが苦手な方はExcelの方がいいかもしれません。
とはいえ、やはり銀行に行く手間はあります。
一番おすすめなのは、次のネットで払う方法です。
ネットで払う方法
ネットで払うには、eLTAXのPCdeskという地方公共団体のシステムを使います。(無料で使えます)
こちらを使えば、ダイレクト方式といって直接口座から引き落としたり、インターネットバンキングのペイジーで払うことができます。
ダイレクト方式の場合には事前に手続きが必要です。(使えるようになるまでに3週間〜1ヶ月ほど時間がかかります)
なお、eLTAXを使うには事前にIDを取る必要があります。
ネットで法人地方税を払う方法
それでは、eLTAXで中間申告(予定申告)の税金を払う方法を紹介します。
まずは、eLTAXのPCdeskにログインします。
納付書が手元にある場合は、納付書の金額を後ほど入力していきます。
納付書が手元にない場合、以下の方法で金額を確認できます。
納付書が手元にないときの金額の確認方法
利用者メニュータブを下にスクロールすると、「メッセージ照会」というメニューがあります。
これをクリックします。
「プレ申告データに関するお知らせ」というメッセージをダブルクリックします。
<プレ申告データの内容>というところに金額が書かれています。
こちらのページをPDFで保存しておき、後ほど入力します。
確認ができたら、左の「メインメニュー」の「納税メニュー」をクリックします。
納付情報の発行
「納付情報発行依頼」の中の「みなし・見込納付、更正・決定」をクリックします。
「手入力による作成」というところで、以下のように選択していきます。
「事業年度・期別等」は前期ではなく当期を入れます。
なお、「利用者名(カナ)」は小さい「ッ」や「ャ」「ィ」などは使えませんので、入っているときは大文字のカナに直します。
「納付・納入金額入力」の「追加」をクリックすると以下のような画面が出てきますので、さきほどのPDFまたは納付書に記載の金額を入れていきます。
入力が終わったら、右下の「確定」をクリックします。
確認画面に移りますので、問題なければ右下の「次へ」をクリックします。
「納付情報を発行します。」という画面になります。
確認して問題なければ、右下の「送信」をクリックします。
ネットで支払い
この後は、決算のときの税金と同じです。
こちらの記事の「ペイジーで支払い」というところを参照いただければと思います。
なお、「検索条件指定」のところの「手続名」は、「法人都道府県民税・事業税・特別法人事業税又は地方法人特別税 予定申告」を選択します。
ダイレクト方式の場合は、「納付方法選択」のところで「インターネットバンキング」ではなく「ダイレクト方式」を選びましょう。
一度やってしまえば、次回から自宅にいながらスムーズに払えます。
ぜひ試してみていただければと思います。
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Postscript執筆後記
昨日は家で税理士業→お気に入りのカフェでランチ&ブログ執筆→美容室→カフェで調べ物とHPのメンテナンス→新宿で買い物して帰宅という1日でした。
久しぶりにUNIQLOに行き、「感動ジャケット」を試着してみたのですが、着心地もサイズ感も良く、買おうか迷い中です。
Something New一日一新
Scan & Go アプリの設定フレッシュネスバーガーのチャイ