悩み・不満・退屈を根本的に解消する方法。解決グセをつける、小さなインプットと実践を繰り返す。
「人生がつまらない」 「毎日がなんとなく充実していない」 「不満が色々あるけど、どうしたら解決できるかわからない」… 誰にでも大小の悩みはあるものですが、「なんだか自分だけが上手くいっていない気がする」と思うこともあるかもしれません。 そんなときは、まずは自分が
- 何に悩んでいるのか
- 何が不満なのか
を明確にしましょう。
悩みや不満を把握できたら、次は解決方法を考えます。 考えても解決しないときは、その悩みや不満をネットで検索してみましょう。
すぐに大きな悩みや問題が解決するとは限りませんが、そこに書かれていることをひとつづつ実践してみることで、不満が減っていき、段々と毎日の充実感が増していきます。
目次
「毎日がつまらないけど、どうしたらいいかわからない」という悩みを細分化する
「人生 つまらない」 「毎日がつまらない」 というワードで検索をして、このような記事にたどりついたあなたは、きっと向上心のある方でしょう。 何かを解決するために調べてみるというのは、とてもポジティブな姿勢であり、素晴らしいことです。 しかし、もし「人生 つまらない」で検索して出てきた記事を沢山読んだけれども、どうもしっくりこない、自分の中で何かが変わった気がしない、という場合は、調べ方を変える必要があるかもしれません。 「人生がつまらない」という悩みはちょっと大きすぎて、ざっくりしすぎています。 つまらないなら、毎日の生活をつまらなくしている原因が必ずあるはずです。 まずは、その原因を把握することに注力しましょう。
悩みや不満を把握する方法
まずざっくりと、いま一番自分の人生をつまらなくしているのは何なのかを考えてみましょう。
- 仕事
- 家庭
- 恋愛
- 将来
- お金
- 人間関係
- 健康
など、おおまかで構いません。
沢山あるという場合も多いかと思いますが、まずはその中で一番どうにかしたいもの1つをピックアップしてください。 ピックアップできたら、そのテーマで、その中で具体的に何が心につっかかっているのかをひたすら紙に書き出してみます。 例えば、仕事が一番の悩みなら、
- 上司が嫌い
- 同僚で嫌味っぽい人がいる
- 給料が安い
- 頑張りを評価してくれない
- 〇〇さんの返答がいちいちムカつく
- 行きたくない飲み会に付き合わされる
- 電車が混んでいる
- 家が遠い
- お客さんでひたすら返事が遅い人がいる
- 毎日同じことの繰り返しでつまらない
といったように、思いつく限りひたすら書き出していきます。 このとき、単に頭の中で考えているだけではダメで、実際に紙に書いてみることが非常に重要です。 書くことでどんどん頭の中がクリアになってきます。 騙されたと思ってやってみてください。 僕も悩みがあるときや、大きな決断をしなければならないときは必ずこれをやっています。
以前勤めていた事務所を辞めるかどうか迷っていたときも、ひたすら頭の中を紙に書き出して思考を整理しました。 ちなみに、この方法を僕が試すようになったのは、赤羽雄二さんの「ゼロ秒思考」という本を読んでからです。
こちらはどちらかというと仕事術っぽい感じが強いですが、もう少し悩み解決に重きを置いたものとして、「世界一シンプルなこころの整理法」という本もあります。
具体的・効果的なやり方を知りたい方は、是非こちらも読んでみてください。
悩みが明らかになったら解決策を考える
悩みや不満が具体的になったら、次はどうすれば解決できるのかを考えます。 と言っても、こちらもやり方自体は簡単で、悩みを把握するときと同様にひたすら紙に書き出していきます。 例えば、「仕事を楽しくするには?」というテーマなら、
- 上司ともう少し上手くコミュニケーションを取れるようにする
- 残業を減らす
- 嫌な飲み会は断る
- 今の会社の仕事内容がどうしても嫌なら、転職・独立を考える
- プレゼンスキルを上げる
といった様に、まずは思いつく限り書き出してみます。 この段階では、ひとつひとつの案がまだ漠然としています。 そこで、これらを更に掘り下げてみます。 例えば、次のようなイメージです。
-残業を減らすには?-
- 慣習でやっているようなやらなくても問題ない仕事をなくす
- 段取りをきちんと考える
- 会議を効率化する
- 印刷、郵送などの作業で減らせるものを探す
- メールで済むことは電話ではなくメールにする
- ひとつひとつの仕事にかかる時間を把握する
- コミュニケーションをしっかりとり、後で「こうじゃないんだよね」と言われないようにする(お客様や上司との最終イメージの一致)
- 睡眠をしっかりとり、クリアな頭で仕事をできるようにする
- 作業のスピードアップを図る(自身のスキルアップ)
ここまでくれば、何が解決すべき問題かがだいぶはっきりしてきます。 最後に、更に掘り下げて具体的な解決策に落とし込みます。
-作業のスピードアップを図るには?-
- エクセルやワード、パワポのスキルを上げる
- タイピングのスピードを上げる
- ショートカットキーを覚える
- パソコン、マウスなど環境に投資する
- パソコンのフォルダの使い方を変える
ここまで書いてきて、自分自身だけで最終的に解決できそうなら、一連の作業はここで終わりです。 あとは、実際に考えたことを行動に移すだけになります。 しかし、最終的な解決案がhow to系(「エクセルのスキルアップ」や「便利なアプリを探す」とか)になった場合には、自分で考えているだけでは解決できません。 さっさと調べてしまった方がいいでしょう。
調べるならブログはハードルが低い。検索エンジンに悩みをぶつけてみよう
「調べる」となって思いつくのが、
- 本で調べる
- ネットで調べる
の2つではないでしょうか。
本で調べるのもいいですが、最初は少しハードルが高いです。 本屋に行って、自分が求めていたようなタイトルの本がすぐに見つかるとは限りませんし、なんとなく良さそうだと思って何冊も衝動買いしてしまい、読んでみたらあまりためにならなかった、ということもあるかもしれません。 本は一冊読むのに時間もかかるので、時間もお金もだいぶ使ってしまったということにもなりかねません。 既に本で調べるのが得意な方は、いきなり本にいっても良いでしょう。
一方、今まであまり本で調べる習慣がなかった方は、まずはネットで検索してみるのがおすすめです。 ネットのブログ記事なら長いものでもだいたい5~10分くらいで読めてしまうので、同じようなテーマで、次から次へと色々な視点や考え方、やり方に触れることができます。 その中で、その人が参考にした本や影響を受けた本などが紹介されていることも多いので、そこで「読んでみようかな」という気になったら初めて買ってみれば良いと思います。
僕はもともと本を読む習慣があるので、本を買うことは多いです。 しかし、「まずは一冊本を買って勉強した方がいいよ」と言われているような分野でも、ネットにわかりやすくまとまった記事が落ちていることも多いので、それを読んだ上で、より深く勉強したくなったら本を買う、という手順を踏むことの方が多いです。
解決策を実行する
ブログ記事を読んだり、本を読んで解決策が見つかったら、それを実践します。 たとえ小さなことだったとしても、それが解決できたときは嬉しいものです。
ずっと前からやってみたかったけど、やれずにいたことを実践するのは達成感があります。 些細なことでも解決していくことが、たとえ他人から見たら取るに足らないことでも、自分にとっては大事であることに気づきます。 自分には物事を解決する力があることに気づきますし、悩みや不満を解決すること、やりたかったことを実行することが快感になってくるでしょう。 いわば、「解決グセ」「行動グセ」がついてきます。
こうなってしまえばしめたものです。 だんだんと毎日が面白くなってきて、変化を楽しんでいる自分にびっくりするかもしれません。 そのときには、もう「人生がつまらない」なんて言ってられないはずです。
もっと刺激と感動が欲しいなら、「能動的なインプット」とあわせて「受動的なインプット」もする
「困ったことがあったら解決策を練る→調べる→実行する」という過程にある「調べる」という行為は、解決意欲の現れであり、とても能動的です。 しかし、困ったときだけ調べて、それ以外は何もしないのでは少しもったいないです。 「調べて、新しい知識を入れる」という行為が、自分の中に何か問題が生じたときだけになってしまっているからです。
つまり、問題が起こらなかったら新しい知識は入ってこないわけです。 「何か問題があるときだけ調べる」というのは、能動的だけど消極的でもあると言えます。
「受動的なインプット」を習慣にする
ではどうすれば良いかというと、もっと刺激や変化がほしいなら、問題が起こっていないときでも新しい情報が入ってくるようにすれば良いのです。 とは言っても、自分の中に調べたいことがないのに、検索エンジンのフォームに文字を入力しろというのでは無理がありますよね。
そこでおすすめなのが、お気に入りのブログをいくつかピックアップしておいて、それを毎日読むことを習慣にしてしまうことです。 ブロガーはこれはちょっと面白そうとか、読者の役に立ちそうだと思うから書いているわけなので、信用できるブロガーの記事を読むことが習慣になっていれば、常に新しく有益な情報が入ってきます。 読みたいブログというのは、「困ったときに調べる」過程で自然と見つかっていくでしょうから、「読むべきブログを見つける」ということについては、特に難しく考える必要はありません。
常に情報を仕入れ、「こういう方法がある」という事実だけでも知っていれば、問題が起こったときにすぐ対処できます。 「そういえば、あそこにあんなことが書いてあったな」ということさえ思い出せれば、「解決策を練る→調べる」という過程を省略して、単にまたその本なり、ブログ記事なりを見に来れば良いのです。 「受動的だけど積極的なインプット」を日頃からしておくことが、実際に悩みや不満が生じたときに役立ちます。
最初は「インプット」だけでいい
「受動的なインプット」で仕入れた情報は、初めは「単に知っているだけで何もしない」でも構いません。 最初は実践できなくても、気にする必要はありません。 何か新しいことを始めるのは勇気が要りますし、誰でも最初は億劫になるのは当たり前です。
でも、常にインプットを続けていると、いつか自分も実践したくてむずむずしてきますし、色んな人の体験・成功例を見ている中で「何だか自分にもできそう」と思えるようになってきます。 「受動的なインプット」を行動に移すのは、そのときで十分でしょう。
まとめ
- 悩みや不安の内容を把握する
- 解決策を考える
- 考えてもわからないときは調べる
- 解決策を実行する
- 解決できたら、他の関係ない記事も読んでみる
- 普段からインプットを習慣にする
インプットが習慣になってくると、単に知ることの楽しさにも気づきます。 仮に今、自分の周りの人間関係に満足していなくても、「ネット上には面白い人が沢山いるなぁ」と思えるようになるかもしれません。
インプットと実践を繰り返していくと、知らず知らずのうちに自分もどんどん変わっていくので、新しい人間関係も生まれ、ますます人生が良い方向に変わっていきます。 「人生がつまらない」なら、能動的なインプットと受動的なインプットをあわせてやっていくことで、段々と毎日を楽しむようになっている自分に気づくはずです。