文字入力を効率化するPhraseExpressのインストール方法・使い方。
パソコンでの文字入力はPhraseExpressを使うと便利です。
PhraseExpressの概要、インストール方法、使い方についてまとめました。
目次
PhraseExpressとは
PhraseExpressとは、いわゆる「スニペットツール」と言われるもので、単語登録のようなものです。
ただ、単語登録の場合は入力の際にいちいちEnterを押して確定しなければなりません。
PhraseExpressの場合は、一定のキーを押しただけで瞬時に入力から確定までが行われます。
たとえば、この記事では「PhraseExpress」という言葉が何回も出てきますので、これもPhraseExpressに登録しています。
「;ph」というキーを押せば、「PhraseExpress」というワードが出てくるように設定しています。
住所やメールアドレス、よく使う言葉や定型文などを登録しておくと便利です。
PhraseExpressはWindowsでもMacでも使えます。
有料版もありますが、最初は無料版で試すことができます。(個人利用であれば無期限)
ただし、無料版の場合はしばらく使っていると有料版の購入を促すポップアップが出ます。
わずらわしければ、有料版を購入しても良いかもしれません。
PhraseExpressのインストール方法
以下のリンクの右上の「Download」から、Windows・Macそれぞれのページに飛びます。
Download PhraseExpress from the official source
Windowsであれば、「Download Portable Edition」というボタンをクリックし、ファイルを解凍すればすぐに使い始めることができます。
Macの場合は、「I accept the license terms.」にチェックを入れ、「Download PhraseExpress」をクリックします。
ダウンロードが終わったら、dmgファイルをクリックし、アイコンを右のフォルダにドラッグします。
左上のAppleマークのアイコンをクリックし、「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「アクセシビリティ」と進み、左下の鍵マークをクリックします。
ポップアップが出ますので、Touch IDかパスワードを入れて許可し、「PhraseExpress」にチェックを入れます。
⌘+spaceキーで「PhraseExpress」と入れればインストールしたアプリが出てきますので、Returnを押します。
ポップアップが出ますので、「開く」をクリックします。
PhraseExpressの使い方
基本的な使い方
使い方はとても簡単です。
まずは、何かしら語句を登録してみましょう。
左上の「New Phrase」をクリックすると、登録画面になります。
「Phrase description」とは、語句のタイトル(登録名)です。
「Phrase Content」は呼び出す語句の内容です。
「Phrase description」に入力すると、自動で「Phrase Content」にも同じ語句が入力されます。
短い語句の場合は両方とも同じでも問題ないと思いますが、呼び出したいワードが長い場合は、「Phrase description」にはわかりやすいタイトルをつけておいた方が良いでしょう。
「Autotext abbreviation」とは、「Phrase Content」を呼び出す呪文のようなものです。
できるだけ短い方が入力するときに楽ですが、よく使う文字列とかぶってしまうと支障が出ます。
たとえば、GmailのアドレスをPhraseExpressに登録する際に、「Autotext abbreviation」に「Gmail」と入れたとします。
こうすると、実際に「Gmail」という文字列を打ちたいときにも登録したアドレスが出てきてしまい、困ります。
そのため、「Autotext abbreviation」は普段使わない文字列(半角の記号または英数字)を入力しましょう。
ちなみに、僕の場合は「!」や「;」のあとにアルファベットを置くことが多いです。
今回は、試しに以下のように「何卒宜しくお願い致します。」というフレーズを登録してみました。
「!n」と入力すれば、一瞬で「何卒宜しくお願い致します。」と出てきます。
なお、「Autotext abbreviation」の右のところを「Execute immediately」 としておけば、呪文を入力した際に確認のポップアップなどが出ずに一瞬で入力することができます。
うまくいかないとき
呪文を入力しても上手く登録した言葉が出てこないときは、もう一度登録し直すか、PhraseExpressを一旦終了し、再起動すれば大抵の場合直ります。
なお、Macの場合はPhraseExpressを終了した状態だと機能しません。
常にアプリを立ち上げておく必要があります。
PC買い替え時
パソコンを買い替えたときは、新しいパソコンで再度PhraseExpressをインストールする必要があります。
なお、旧パソコンで登録したフレーズは、新パソコンへ引き継ぐことができます。
旧パソコンのPhraseExpressで引き継ぎたいフォルダを選択し、右上の「Export」をクリックします。
ファイルをDropboxなどに保存しておき、新パソコンのPhraseExpressでインポートします。
新パソコンのPhraseExpressの右上の「Import」をクリックし、該当のファイルを選択して「Open」をクリックします。
(おそらく、PhraseExpress.pxiといったファイル名になっているかと)
少し時間がかかりますが、以下のように旧パソコンのPhraseExpressと同じフォルダが表示されれば完了です。
PhraseExpressを使えば、パソコンでの文字入力を大幅にスピードアップさせることができます。
一度使ってしまうと、PhraseExpress無しではもはやパソコンを使いたくありません。笑
ぜひ沢山登録して使いこなしていただければと思います。
なお、有料版にアップグレードする方法はこちらで紹介しています。
サービスメニュー
Postscript執筆後記
今日はお客様の会社の決算、その後パソコンの移行などを。Evernoteが無料プランの場合複数端末で同期できず、有料にしようか迷い中です。(一応裏技はあるようですが)
Something New一日一新
Chromeの整理新PCでブログ執筆