モノやサービスを分割払い・リボ払いで買ったときの経理方法と、分割・リボ払いをおすすめしない理由についてまとめます。

目次

モノ・サービスを買ったときの原則的な経理方法

仮に、25万円のパソコンを現金で買ったときは、次のような仕訳になります。

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
消耗品費 250,000 現金 250,000

 

サービスであれば、借方科目は「支払手数料」「広告宣伝費」など、内容を表す科目を使います。

なお、期末までにサービスを受けていない(前払い・事前決済)のときは、「前払金」などの科目を使い、実際にサービスを受けたときに経費にします。(「支払手数料」等に振り替え)

 

これが、クレジットカードで買ったときは以下のような仕訳になります。

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
消耗品費 250,000 未払金 250,000

 

クレジットカード決済時は以下のような仕訳を切ります。

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
未払金 250,000 普通預金 250,000

 

分割払い・リボ払いの経理方法

上記は一括払いの場合ですが、分割・リボ払いの場合も見てみましょう。

買ったときは一括払いのときと同じで、以下のような仕訳です。

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
消耗品費 250,000 未払金 250,000

 

決済時は、以下のような仕訳となります。(便宜上、分割払いの元金は1回5万、今回の分割手数料は1,000円とします。)

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
未払金 50,000 普通預金 51,000
支払利息 1,000

 

なお、支払利息の消費税は原則として非課税です。

分割・リボ払いをおすすめしない理由

利息(手数料)が高い

3回払い、5回払いといった通常の分割ならまだしも、リボ払いは手数料が高いです。

明細を見ると、月や払い方によっては元金の返済額と利息の金額がほぼ同額だったりします。

しかも、カード会社によっては通常の取引明細とリボ払いの利息が書かれた明細が別になっており、わざわざ返済額の明細を見に行かななければ詳細がわからないようになっていたりもします。

(カード会社としてはリボにしてくれた方が儲かるので、利息の痛みをわかりづらくしているという側面もあるのでしょう)

 

もちろん、利息を払ってでも手に入れたいモノ・受けたいサービスなら良いと思います。

また、車や建物など高額なものであれば分割で買うのは普通ですし、分割手数料も仕方がないとも言えます。

しかし、数十万程度のものであれば、本当にそこまでして必要なのか、よく考えてみることも大事です。

経理が煩雑になる

上記の通り、分割払いやリボ払いで買うと仕訳が2行になってしまいます。

クレジットカードを会計ソフトに連携していれば、総額は自動で入ってきます。

ただ、元金と利息の内訳は自動では入力されません。

自分で修正する必要があるのです。

 

元金均等返済の場合は明細を見なくても簡単に修正できますが、そうでない場合は明細を毎回見なければなりません。

どの返済方法であっても仕訳を修正したり追加で入れる手間はあります。

3回払いくらいであればまだしも、5回、10回となってくると毎回面倒です。

リボ払いであれば、数年にわたることもあります。

資金繰りがわかりづらくなる

一括払いであれば、だいたい決済は翌月か翌々月です。

ところが、分割やリボにしてしまうと決済は数ヶ月、時には数年になります。

「先月はあまりお金を使っていないのに、なぜか今月は決済額が多いな」ということになったりします。

資金繰り表を作れば把握はできますが、分割やリボ払いにしている経費が多いと資金繰り表に反映させるのも手間がかかります。

一度分割やリボを使ってしまうと、それが癖になってしまい、お金がなくても買ってしまいがちになる恐れもあります。

 

分割払いやリボ払いはありがたいサービスではありますが、デメリットも大きいです。

使うのは「どうしても」というときだけにしておくのがおすすめです。

サービスメニュー

Postscript執筆後記

週末は家でゆっくりと。
土曜は「インターステラー」、昨日は「ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪」の第2話を観ました。

ちなみに、映画を観ながらお酒を飲むのが好きです。
昨日は氷結にライムを絞って入れてみましたが、美味しかったです。

Something New一日一新

大豆ミートでキーマカレー
氷結にライム

\本を出版しました/

\セルフマガジン無料送付/

Seiji Aihara / 相原 征爾

Seiji Aihara / 相原 征爾

お金・時間・やりがいなどのバランスを取り人生を楽しむことをサポートする、東京の30代税理士。ひとり社長。
ブログ「FAVPRESSO」は平日毎日更新。

得意な仕事はクラウド会計の導入・ペーパーレス化・経理業務効率化・各種シミュレーション・独立支援など。
遠方・オンライン・スポット対応可能です。
簿記がわからなくても、一から経理ができるようにお伝えします。
Windows・Mac両対応。

音楽、映画、インターネット、カレー、クラフトビールが大好き。
名刺、ロゴ、WordPressテーマ、本の表紙から音楽まで自作する、自称超クリエイティブ。

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著書 『独立して人生を楽しむ方法』