ひとり仕事でサムネイルを効率的に作る方法。
ひとりで仕事をしている場合、ブログやYouTubeのサムネイル画像や、SNSのカバー画像などは自分で作る必要があります。
そのサムネイルは効率的に(できれば見栄えも良く)作っていきたいものです。
ここでは、僕がサムネイルを作るときに意識していることを紹介します。
目次
ひとり仕事ではサムネイルも自作しなくてはならない
ひとり仕事の場合、各種投稿のサムネイルは自作しなければなりません。
もちろん、外注するという方法もありますが、お金もかかりますし指示や確認の手間もあります。
よほど凝ったものを作るのでなければ、自分で作ってしまった方がはるかに速いでしょう。
(ある程度整っていれば、あとは中身で勝負すべきとも言えますし)
言い方を変えれば、そこそこおしゃれなサムネイルを自分で作れるようになれば、お金も時間も節約できるわけです。
なんだかんだ見た目は大事
そもそもサムネイルは必要かどうか考えてみます。
サムネイルの役割のひとつとしては、人目を惹くことです。
ブログ、YouTube、SNSなどで発信をされているということは、誰かに見てもらいたいはずです。
そして、その発信は仕事につなげるためにされていることがほとんどでしょう。
発信から仕事の依頼を受けるには、できるだけ多くの方に見てもらった方が効率は良いです。
(もちろん、アクセスが少なくても、濃いユーザーに見てもらえれば仕事につなげることはできますが)
サムネイルが良ければ、それだけで見てもらえる確率が上がり、その分自分を知っていただき、仕事をご依頼いただける確率も上がります。
もちろん、
「サムネイルにはこだわらずに中身だけで勝負する」
「デザインとか興味ないし、センスもないからサムネイルはつけない」
という考え方もあるでしょう。
ブログやnoteなどのテキストだけの発信であれば、そもそもタイトルだけでもある程度惹きつけることはできますので、サムネイルの重要性は下がります。
ただ、InstagramやYouTubeなど、画像や動画のコンテンツであれば、やはりサムネイルが良い方が閲覧数は上がります。
僕もサムネイルが良いとついついクリックしてしまうことは良くあります。
発信以外でも、たとえば商品を買う時には、その商品自体のデザインやパッケージデザインが良い方が手にとってもらいやすくなるでしょう。
恋愛だったり、芸能界に目を向ければ、見た目が良い方が有利なことは言うまでもありません。
もちろん、見た目だけが良くて中身が伴っていないと、がっかりされてしまったり低評価につながってしまうことはあります。
それでも、「中身は良いのに、見た目が悪いために損をしている」というケースは世の中多いものです。
見た目が残念なだけで、手にとってもらえない、中身を見てもらえないという厳しい現実があります。
逆に、見た目が良くて損をすることは少ないと考えています。(イケメンや美人というだけでひがまれる、逆に敬遠されるということはあると思いますが…)
発信に関して言えば、サムネイルを少し工夫するだけで見てもらえる確率が上がるのであれば、ある程度こだわるにこしたことははないのではないでしょうか。
サムネイルを効率的に作る方法
とは言っても、ひとりで仕事をしている場合、リソースは自分だけです。
発信はサムネイルよりも中身に時間をかけるべきですし、自然と中身の方に時間がかかるものだと思います。
そのため、サムネイルはある程度のクオリティのものをサクッと作れるようになっておくと効率的です。
サムネイルを効率よく作るには、パターン(テンプレート)を作っておき、それを使い回すというのが基本になります。
レイアウトを決める
まずは全体的なデザインの配置を決めておきます。
- 写真を組み合わせてコラージュ風にする
- 帯の上に文字を載せる
- 写真の上に直接文字を載せる
といった感じです。
おすすめなのは、帯の上に文字を載せるか、写真に直接文字を重ねる方法です。
帯を配置すれば、背景の写真にかかわらず文字が見やすくなります。
写真に文字を直接載せる方法は、少しテクニックとセンスが必要ですが、手っ取り早くお洒落に見せることができます。
フォントを決める
次に、サムネイルに文字を入れる場合の文字のフォントも決めてしまいます。
どうしても内容の雰囲気に合わないとき以外は基本的にそのフォントを使うようにすれば、毎回選ぶ必要もなく悩む時間を節約できます。
最初のうちは定まっていなくても問題ないかと思いますので、ご自身のサイトやアカウント、チャンネルのイメージに合わせて選んでみましょう。
文字色を決める
フォントが決まったら、文字色も常に使うものを決めておくと楽です。
ご自身が好きな色があればそれを使っても構いませんが、配色は実は難易度が高く、センスや知識が要求されます。
背景の写真や帯の色によってはイマイチになってしまうことがあるのです。
そこで、一番おすすめな色は白です。
白であれば、比較的どんな背景にも合いやすいからです。
ただ、白を文字色に使う場合には、背景が明るいと文字が見づらくなってしまいます。
そんなときは、背景を暗くしたり文字に影をつけることで対処します。(後ほど実例を紹介します)
実例
それでは、上記のポイントを押さえて実際にいくつか作ってみます。
なお、僕はいつも無料のCanvaを使っていますが、使うソフトは普段お使いのものやパソコンにもとから入っているもので構いません。
ブログのアイキャッチ
まずはブログ記事のアイキャッチ画像。
こちらは100記事達成記念のときに作ったものです。
WordPressの場合、テーマによってサムネイルサイズは異なりますが、横長の場合は色々なデザインを作ることができます。
ただ、SNSでシェアしたときに、文字を横や上下に寄せていると文字が切れてしまうことがあります。
シェアされたときの見た目を事前に確認できるツールもありますが、「文字は中央に寄せる」と決めてしまった方が楽かと。
なお、そのまま文字を載せると見づらくなってしまったので、canvaの数値で言うと背景画像の明暗を-44、彩度を+86にしています。
フォントはYesteryearとSifonnというマイナーなものを使っていますが、Sifonnはもとのテンプレートにあったものです。
Canvaはテンプレートも豊富ですので、テンプレートを加工して自分だけのテンプレートを作るのも手です。
ちなみに、僕は見ての通り普段はアイキャッチ画像は手抜きです。
ほとんどがフリー画像をそのまま使っただけで、たまに自分で撮った写真や撮ってもらった写真を使ったり、今回のように文字を重ねたりしています。
ブログはタイトルを見ればある程度書いてある内容が想像できますので、ブログの投稿頻度が多い方であれば、毎回文字入れをしなくても良いかなとは思います。
Instagramに写真を投稿する場合はそのままでも良いと思いますが、動画を投稿する際に文字入れした写真を使いたいケースもあります。
そんなときは、こんな感じで作っています。
これも写真に白い文字を重ねただけです。
Instagramは16:9の動画も投稿できますが、投稿一覧の画面では正方形になってしまうため、文字が切れないよう中央に寄せています。
フォントは英字部分も含めて「はんなり明朝」というフォントです。
背景はもともと暗い写真ですが、こちらも若干暗く加工しています。
なお、今回のようなカバー付きの横長動画を投稿する方法はこちらで紹介しています。
YouTubeサムネイル
顔出ししてYouTubeをされている方の場合、動画内のシーンのスクリーンショットをサムネイルに使うことが多いと思います。
YouTubeサムネイルの場合は、顔が隠れない方が見栄えが良いので、このように画像の上下や左右に文字を置くことが多くなります。
個人的には文字は大きめの方が一覧画面で見やすく、目立ちやすいと感じます。
今回も例によって白文字を重ねただけですが、背景も白っぽいので若干文字が埋もれがちです。
背景を暗くしても良いのですが、今回は文字にエフェクトの「浮き出し」というスタイルを適用し、少し文字が立体的に前に来るようにしています。
フォントはNoto Sans Blackを使っています。
自分の中でしっくり来るパターンができるまでは少し時間がかかると思いますが、一度作ってしまえばあとは毎回それをコピーし、ちょっと修正するだけです。
毎回同じテンプレートを使うことで投稿に統一感が出て、思わずフォローやチャンネル登録がしたくなるアカウントになるという効果もあります。
ぜひ、ご自身のサムネイルパターンを作ってみていただければと思います。
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Postscript執筆後記
今日は引き続き自社の決算、その後日用品の買い物などを。ブログに思った以上に時間がかかり焦りましたが、何とか終わらせることができました。