独立するならまずはひとりで。共同経営・人を雇うこと・ひとりのメリット・デメリット。
起業をするときには、ひとりでの独立をおすすめしています。
その理由をまとめてみました。
目次
共同経営は難しい
起業をするときには「ひとりで」または、「誰かと一緒に」という選択肢があります。
僕自身は、ひとりでやることを選んでいます。
もちろん、誰かと一緒に起業、すなわち共同経営にはメリットもあります。
- お互いの力を借りることができる、得意分野を活かしあえる
- 不得手を補える
- 拡大しやすい
- 話し相手がいる、寂しくない
といったところでしょうか。
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 意見の食い違いが発生する
- お金が絡むことで、仲が悪くなる可能性がある
- 誰が何をどこまでやるかが明確になっていないと揉めやすい
- 責任の所在があいまいになりやすい
- 事務所の家賃など、固定費が上がりやすい
- 自由が制限される
複数人で起業するケースは、気心の知れた友人同士ですることも多いでしょう。
今まで仲の良い友人同士であっても、仕事やお金が絡むと、それぞれの利害・やり方・価値観が衝突し、仲が悪くなってしまう可能性もあります。
また、お互いの仕事ぶりを見て
「俺の方が売上を上げている」
「あいつは全然仕事をしていないのに自分と同じ役員報酬をもらっている」
などの不満が出てくることもあるでしょう。
また、複数人でやることでオフィスが必要になったり、ツールなどの固定費も上がりやすくなります。
自由になりたくて独立したのに、他の役員の目が気になり、思ったより自由に動けないということもあるのではないでしょうか。
僕が最後にいた会社は複数人の共同経営でした。
しかし、途中で仕事観の相違から一人が辞めてしまいました。
共同経営をやめた後も今まで通り付き合えるなら良いですが、それはなかなか難しい気がします。
せっかくの友人が、一緒に起業すること結果的に疎遠になってしまうのは悲しいことです。
スタッフが必要か良く考えてみる
ひとりで独立して、スタッフを雇うという方法もあります。
スタッフを雇えば、仕事を任せることができ、自分は営業など、自分にしかできない仕事に集中することができます。
自分が嫌な仕事ややりたくない仕事、苦手な仕事をスタッフに振ってしまえば、それらから解放されます。
しかし、スタッフにとってそれが良いことかというと、また別の問題です。
もちろん、「お金を払っているからいい」と割り切れる方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は仕事を振られたスタッフのことも考えてしまいます。
人を雇っていることで、人件費をまかなうために単価の低い仕事・望まない仕事を取らざるを得ない状況に陥る可能性も高いでしょう。
その結果、労働環境が悪化し、スタッフが辞めてしまうといったことも起こりえます。
また、上記の共同経営のときと同じく、他の人がいることで自由が制限されます。
「スタッフに仕事を任せて、自分は休む・遊びに行く」ということができる方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は罪悪感を感じてしまいます。
自分が会社員だったときに嫌だったことを常に意識していないと、スタッフにとって、気づかないうちに自分が作った会社が「嫌な会社」、自分が「嫌な上司」になってしまう可能性もあります。
人を雇うことで、単純に給料・社会保険の負担が増えるというデメリットもあります。
もちろん、それ以上に売上を上げ、利益を出すことができれば問題ないですが、
- 本当に雇わなければいけないのか
- 自分でできないか
- 効率化できないか
- 外注で済ませられないか
といったことは一度考えてみる必要があるでしょう。
ひとりのデメリットをメリットに変える
共同経営や人を雇うことには上記のようなデメリットがありますが、もちろんひとりでやることにもデメリットはあります。
共同経営や人を雇うことのメリットは、裏を返せばひとりのデメリットでもあります。
ひとりで独立することのデメリットは、次のように解決でき、メリットになりうると考えています。
目の前の仕事に集中できる
誰かと一緒に仕事をしていれば、たしかに寂しくはありません。
ちょっとした雑談が息抜きになることもあります。
一方で、誰かと一緒に仕事をするということは、それだけ話しかけられることも増えるわけです。
多少なら良いかもしれませんが、話しかけられるタイミングを自分でコントロールすることは難しく、ちょこちょこ話しかけられていたら集中して仕事ができません。
自分がスタッフに話しかけることが、スタッフにとって迷惑である可能性もあります。
話さずに集中して仕事をこなし、その分プライベートの時間を増やせば、つながりを作る時間は持てます。
また、本当に自分の好きなお客様と仕事をしていれば、寂しさは感じなくなるものです。
僕自身も、独立前は「ひとりだと寂しいかな」と心配していましたが、実際に独立してみると、仕事中に寂しさを感じることはありません。
労務・勤怠管理しなくていい
人を雇うことで、どうしても労務的な仕事は増えます。
悩みも増えますし、勤怠管理も必要でしょう。
査定や賞与・昇給なども考えなければなりません。
自分ひとりなら、これらに時間・労力を使わなくて済みます。
「想い」と「仕事」を一致させることができる
「営業に来た人・最初に話した人と、実際に担当してくれる人が違う」ということはサービスを受けるときによくあるかと思います。
税理士事務所はまさにそうで、営業は「上の人」がやり、担当者は資格・経験がないスタッフだったりすることが良くあります。
お客様としては、営業担当の人柄に惹かれたのに、実際に担当する人が違ったら少しがっかりするのではないでしょうか。
また、自分とスタッフは違う人間ですので、仕事のやり方もモチベーションも異なります。
スタッフに任せず、自分自身が最前線で仕事をすることで、自分の想いをきちんとお客様に届けることができます。
やりたい仕事・自分にしかできない仕事に集中できる
前述のとおり、人を雇い、会社が大きくなってくると固定費も増大します。
それに伴い、とにかく仕事を取ってこなければなりません。
望まない仕事も取らざるを得なくなることもあります。
ひとりなら、とりあえず自分が食べていけるだけ取れれば良いのです。
効率化できる仕事は効率化し、やりたくない仕事はやめるという選択もできます。
仕事を選び、好きな仕事・やりたい仕事だけをしていくことで、より集中でき、さらにスキルも上がり、ご依頼が増え、単価も上がるという好循環が生まれます。
ひとりであることにはもちろんデメリットもあり、ひとりでの売上には限界もあります。
しかし、
- ある程度割り切る
- 工夫する
- デメリットがメリットとなるようにする
といったことでむしろ強みになるものです。
まずはひとりで独立し、必要になってから誰かと一緒にやっても遅くはありません。
これから起業・独立しようとする方は、ひとりでの独立も考えていただければと思います。
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