独立してひとりで仕事をすることを選んでいます。

今のところ、今後も人を雇う予定はありません。

その理由について書いてみました。

目次

自由でいたいから

僕が人生でもっとも重視する価値観のひとつは、「自由であること」です。

「心身ともに、より自由になるため」というのは独立した理由のひとつでもあります。

 

誰かと一緒に仕事をすると、それなりに助けられることも多いものです。

勤務時代は上司や同僚、後輩の存在がありがたいと感じたこともありました。

独立すると気軽に相談できる人がそばにいるわけではありませんので、わからないことや困ったことがあったときは、ひとりであることのデメリットも感じます。

 

それでも、誰かに助けてもらえるメリットよりも、自由でいることのメリットを選んでいます。

誰かが一緒にいると、少なからずその人の目が気になります。

普段、僕は平日にプライベートの用事をこなしたり、ぷらぷらしていることも多いです。

起きる時間や始業時間、仕事を終える時間も明確に決めているわけではありません。

これが、共同経営だったりスタッフを雇っていると「今日はもう戻らないから何かあったらメールして」と言わなければいけなかったり、「今抜けづらいな」とかいちいち気にすることになるでしょう。

(もちろん気にされないで自由にできる方もいらっしゃるでしょうが、僕は気にしてしまう時点で人を雇うことに向いていません…)

 

スタッフを雇っていると、何だかんだオフィスも必要になるでしょう。

工夫すればフルリモートでもできなくはないでしょうが、「スタッフに出社させているから、自分も出社しなくては」と思ってしまうと思います。

ひとりの場合はオフィスは必要なく、家やカフェ、移動中など好きな場所で仕事ができます。

 

家でひとりで仕事をしていれば、服装や空調など、環境面での細かいところもすべて自由なわけです。

また、新しいことを始めたり、方向転換や撤退も自由ですし、好きな仕事をするのも自由です。

人を雇っていたら、僕がブログを書いているのをスタッフが見て、「所長、ブログなんか書いてて暇そう…」とか思われるでしょうし…。

ひとりが一番効率的だと考えているから

「大きな組織にしたい、ガンガン稼ぎたい」という場合は、人を雇って自分は営業やマネジメントに専念する方が効率的でしょう。

ただ、「自分ひとりが食べていくための金額を、できるだけストレスなく稼ぐ」という点ではひとりの方が効率が良いと考えています。

 

スタッフを雇うとなると、上記の通り自由度が下がります。

また、僕の場合は仕事を振るにも気を遣ってしまいます。

勤務時代、後輩には慕われている方だったと思いますが、「今この仕事も振ったら可愛そうかな」とか考えてしまいますし、アドバイスや注意をするにも言い方などをかなり考えてしまいます。

もちろん、スタッフも僕に対して色々と気を遣うことになるでしょう。

 

そして、人を雇うと管理業務が発生します。

勤怠や成果、給与や賞与なども考えなければなりません。

 

単純に給料や社会保険などの人件費、採用費もかかり、その結果必要売上が増えるということになります。

必要売上が増えれば望まない仕事を取らなければいけない可能性も高くなり、それによって自分もスタッフも疲弊し、人が辞めるという悪循環に陥る可能性もあるわけです。

 

ひとりであれば、そのようなことを考える必要がなく、自分とお客様だけを見て仕事ができます。

ある程度仕事も選ぶことができ、自分が楽しいと思える仕事をすることは、結果的にお客様の満足度も高めることに繋がるのではないでしょうか。

 

「単純作業や、自分がやらなくても良い仕事はどうするのか?」という疑問があるかもしれません。

基本的には、自分がやらなくても良い仕事、自分でなくてもできる仕事はできるだけ受けないようにしています。

とはいえ、そのような仕事を完全にゼロにするのは難しいです。

これらの“どうしてもなくせないけど、できれば誰かに頼みたい仕事”というのは

  • 最大限効率化してさっと終わらせる
  • やり方を工夫(好きなツールを使うなど)して仕事自体を楽しくする
  • RPAなどにやってもらう

などしています。

想いとアウトプットを一致させるため

組織が大きくなるほど、トップの想いというのは末端の社員には届かなくなるものです。

平社員にとっては、社訓とか経営理念とか、正直どうでも良いわけです。

社長とスタッフでは立場や視点が違いますので、これは仕方がないことです。

ただ、その“想いの乖離”によってお客様満足度を下げてしまったり、ミスマッチを起こしたりすることもあるでしょう。

 

税理士事務所でも、営業担当(多くの場合“上の人”や所長)と実際の担当者が違うことが普通です。

「面談してくれた人は良かったのに、担当者のサービスが悪い」といったことは他の業界でもあることではないでしょうか。

 

ひとりで仕事をしていれば、自分が営業担当であり、最前線の現場スタッフでもあるわけです。

そのため、“想いの乖離”がなく、ミスマッチも最小限に防げると考えています。

 

このブログも、誰か他のスタッフに書いてもらったり、外注していたら伝わり方も変わってしまいます。

がっかりされる読者の方もいらっしゃるかもしれません。

自らが書き、話し、すべて一から作ることで伝わるものもあると思います。

 

そんなわけで「自由でいたい、想いと仕事を一致させたい」という場合には、“ひとり”という働き方は最適だと考えています。

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Postscript執筆後記

今日は初めての確定申告無料相談会に従事。
色々な意味で良い勉強になりました。

Something New一日一新

確定申告無料相談
バインミー
スタバ アーモンドミルクラテ

\本を出版しました/

\セルフマガジン無料送付/

Seiji Aihara / 相原 征爾

Seiji Aihara / 相原 征爾

お金・時間・やりがいなどのバランスを取り人生を楽しむことをサポートする税理士・ミュージシャン・ひとり社長。
ブログ「FAVPRESSO」では生き方・ミニマリズム・ひとり仕事の効率化・音楽・おすすめアイテムなどについて発信。

得意な仕事はクラウド会計の導入・ペーパーレス化・経理業務効率化・各種シミュレーション・独立支援・デザインに関するコンサルティング・アコギの初め方サポートなど。
遠方・オンライン・スポット対応可能です。
簿記がわからなくても、一から経理ができるようにお伝えします。
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音楽、映画、インターネット、カレー、クラフトビールが大好き。
名刺、ロゴ、WordPressテーマ、本の表紙から音楽まで自作する、自称超クリエイティブ。

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