会計事務所への就職・転職なら人材ドラフトがおすすめ!使い方と流れを解説。
会計事務所・税理士事務所への就職や転職を考えているなら、転職サイト「人材ドラフト」がおすすめです。 僕自身、人材ドラフトを使って2回就職を経験しています。 人材ドラフト・人材ドラフトエージェンシーの使い方と、できるだけミスマッチの少ない事務所から内定を得るためのポイントをご紹介します。
目次
人材ドラフトとは?
ドラフト指名で企業側からオファーが来る
人材ドラフトは主に税理士事務所・会計事務所に特化した転職サイトです(会計業界以外の案件もあります)。 大きな特徴は「ドラフト指名」と言って、企業側から登録者に対して個別のオファーが届くこと。 自分から探すだけの転職活動よりも、探す時間と手間が短縮できますし、応募前に企業側がある程度こちらのことをわかってくれているので、話が早く、選考に通りやすいというメリットがあります。
逆指名もできる
もちろん求職者側から企業へ応募することもできます。 こちらは各企業の募集要項のページから「逆指名する」というボタンをクリックするだけで、選考に応募することができます。 ドラフト指名も逆指名も、求職者側は全ての機能を無料で使うことができます。
プロフィールをしっかり書こう
内定をもらうための最初のステップはプロフィールをしっかり書くことです。 プロフィールは書類選考の前段階的な位置づけなので、ここが魅力的でないと企業からオファーをもらうことはできません。 ドラフト指名をされると、事務所によっては書類選考なしで面接をしてくれるところもあります。 多くのドラフト指名をもらうためにも、まずはプロフィールをできるだけ詳しく書きましょう。
1.人材ドラフトに登録する
登録の際に、登録フォームにある程度個人情報を記入しなければなりません。 結構記入項目が多く、「必須」と書かれているところを全て埋めないと登録ができず、一次保存もできません。 時間があるときに登録した方が良いかもしれません。 もちろん、登録後に内容を修正することもできます。 ちなみに、名前や電話番号などの個人を特定できる情報は企業側からは見えないようになっていますので、安心してください。 後述する人材ドラフトエージェンシーにも同時に登録しておきましょう。
2.資格・経験・フリーコメントは特にしっかり
項目が細かく指定されており、選択できる箇所も多いので、基本的には指示に従って埋めていけばOKです。 実務経験と資格はドラフトメールが来るかどうかに大きく関わってくるので、書き漏れがないようにしましょう。 他にも、以前の職場ではどんな仕事をやっていたか、使っていた会計ソフト、パソコンスキルなども書いておきます。 フリーコメントは、唯一自分の言葉で個性を伝えられるところですし、採用担当者も絶対見ているので必ず書きましょう。 もしやりたい仕事などもあればここに書いておくと良いでしょう。
3.ドラフトメールに返信する
資格がそれなりにあって、経験がそこそこあれば事務所からドラフトメールが届くはずです。 (逆に、資格がなく、経験もないとあまりドラフトメールは来ません。僕が初めて登録したときは、「税理士試験の科目1科目合格、実務経験なし」という状態だったので全くメールが来ませんでした…。) メールが届いたら、拒否か保留か承認を選んで返信します。 このとき、メールをくれた事務所の募集要項・企業情報を読むのは当然ですが、それ以外で良い会社か見分けるコツがあります。 それは、ドラフトメールの中で採用担当者があなたのプロフィールに触れてくれているかどうかということです。 僕が2回目に人材ドラフトを使ったときは、かなり多くのドラフトメールをいただいたのですが、その中でプロフィールにきちんと触れてくれているメールはごくわずかでした。 プロフィールの内容に触れてくれていれば、採用担当者はこちらのプロフィールをしっかり読んでくれているということですし、こちらのどこを良いと思ってくれたのかがわかるので、安心できるのです。 そういうメールをくれる会計事務所は、どういう人材が欲しいのか明確になっていて、真剣に良い人を採りたいという姿勢が現れています。 コピペメールや、自分の事務所のアピールだけしか書いてこない税理士事務所は、おそらくあなたのプロフィールを読んでいませんし、大量に同じ内容のメールを沢山の求職者に送っているだけです。 自分のプロフィール内容に触れてくれているかは、必ずチェックするようにしてみてください。
人材ドラフトエージェンシーにも登録しておこう
実は、僕は2回目に人材ドラフトを使ったときは、ドラフト指名や逆指名は使いませんでした。 なぜなら、人材ドラフトエージェンシーを通して全て応募したからです。
人材ドラフトエージェンシーとは?
人材ドラフトエージェンシーは、エージェント(人材ドラフトでは「カウンセラー」と呼びます。)の方が個別に付いてくれて、会社の紹介、書類の提出、面接の日程調整、合否連絡、内定を受けるかどうかの連絡まで全てエージェントの方にやってもらえるサービスです。 これは本来自分でやらなければならないことをエージェントの方がとことんやってくれるので、求職者にとってはかなり楽です。 採用する会計事務所側にとっても、コストをかける代わりに、人材ドラフトがその企業に合いそうな人材を紹介してくれるので、自分から求職者のプロフィールを見てドラフトメールを送る手間が省けます。 かなり時間の短縮になるとともに、最初にエージェントの目を通しているので、ゼロから書類選考するより良質な人材を集めやすいと言えます。 ただし、人材ドラフトエージェンシーは登録者全員が使えるわけではありません。 あくまでエージェントの方に「紹介できそうな案件がある」と判断された場合だけになります。 つまり、エージェントの方から案内のメールをもらえた方だけです。 科目や実務経験が少ないとメールは来ないかもしれません。 その場合は、仕方ないのでドラフトメールを使って就活・転職活動をしましょう。
人材ドラフトエージェンシーの仕組み
人材ドラフトエージェンシーは完全成功報酬型です。 税理士事務所側は、人材ドラフトに求人票を出すときにはお金がかからず、人材ドラフトエージェンシーを介して採用した場合に、採用者の年収の35%程度の報酬を人材ドラフトに支払うようです。 人にもよりますが、一人の採用につきだいたい100万円程度かけているイメージです。 これを聞くと就職活動・転職活動をしている側にとってはプレッシャーにも感じてしまうかもしれません。 しかし、それだけのコストを払ってでも採用してくれたのなら、会計事務所側がそれだけ評価してくれたということですし、入った後でのミスマッチも少ない可能性が高いです。 より安心して入社できるのではないでしょうか。 また、「半年以内に辞めてしまった場合は返金」と言ったような制度もあるようですので、就職する方も過度に重荷に感じる必要はないかと思います。
人材ドラフトエージェンシーを使うメリット
求職者は事務的な負担がかなり減る
就活・転職活動はめんどくさいものです。 人材ドラフトエージェンシーを使うと、エージェントの方が履歴書・職務経歴書の提出、面接の日程調整、合否連絡の中継をやってくれます。 履歴書・職務経歴書は人材ドラフト側がExcelのフォーマットを用意してくれているので、そちらに記入してエージェントの方にメールで送るだけです。 (ただし、履歴書についてはA4サイズ前提で作られているので、一般的なB4で出したい方は自分で用意する必要があります。僕は面倒だったのでそのままA4で出しましたが、一般的な履歴書用の写真サイズはB4になっているので、その辺は注意が必要です。僕は無理やり写真をカットして貼り付けましたが笑)
履歴書・職務経歴書の書き方を教えてくれる
エージェントの方が履歴書・職務経歴書の書き方の細かい部分を教えてくれます。 履歴書についてはカウンセリングの際に持参するのですが、その場で訂正を入れてくれます。 自分で調べるのもそれなりに時間がかかりますし、調べても細かい部分はわからなかったりするので、これはありがたいです。
事務所の雰囲気も教えてもらえることがある
エージェントの方は直接会計事務所の所長や採用担当者に会ったことがあったり、実際に事務所に足を運んだこともあったりするようです。 そのため、所長の人柄や事務所の雰囲気も知っていたりします。 今回は僕の性格なども考慮して応募する事務所を一緒に選んでいただきました。 実際に面接を受けた税理士事務所はどこもミスマッチは少ないと感じました。 もちろん実際に入ってみないと合う合わないはわかりませんが、それでも人柄的に合いそうな事務所を紹介してもらえるのは大きいです。
書類選考に通りやすい
僕は人材ドラフトエージェンシーを通して書類を3社に出しましたが、どれも当日中(出して数時間後)に通過の連絡が来ました。 エージェントの方が推薦文を書いてくれるので、要はゼロ次面接を通過してから書類を出しているイメージです。 書類が通ればエージェントの方を通してすぐに面接日程が決まります。 普通の転職活動だと書類選考だけで1週間くらいかかったりしますし、通過しなかった場合は連絡すらもらえないことも多いので、悶々としている時間がないのは嬉しいです。
面接直後に双方の感想を伝え合える&不安事項を質問してもらえる
面接が終わった後はエージェントの方に電話で連絡を入れることになっているのですが、このとき面接の感想を伝えます。 エージェントの方が求職者の感想を事務所側に伝え、事務所側の求職者に対する印象も後で教えてくれます。 また、面接で聞き忘れてしまったことや、気になることがあればエージェントの方が会計事務所へ質問しておいてくれます。
内定をもらいやすい
あくまで個人的な感覚ですが、人材ドラフトエージェンシーを使うと内定をもらいやすい気がします。 初めての転職のときは金曜に面接を受けて翌週月曜、2回目のときも金曜、土曜に面接を受けて翌週火曜、水曜(この週は月曜が祝日)に内定の連絡が来ました。 やはり、エージェントの方が
- こちらの話を聞いてくれて、合いそうな事務所を選んできてくれる
- 推薦文を書いてくれるので、履歴書や職務経歴書だけでは伝わらないことも、面接する前からすでにある程度先方が知ってくれている
ということが大きいのではないかと思います。 書類選考の時点でかなり優位に立っており、面接ではズレがないかの確認といった印象でした。
転職成功後にプレゼントがもらえることがある
これは人材ドラフトエージェンシーに限らず、人材ドラフトWEBもそうなのですが、転職に成功するとAmazonギフト券がもらえるキャンペーンをやっていることがあります。
- 人材ドラフトを利用して就職・転職活動に成功
- 就職・転職活動成功に伴う人材ドラフトWEBからの退会(入社日から3ヶ月以内)
- 一定のアンケートの記入
- 入社3ヶ月経過時点での継続的な就業意思
など、一定の要件がありますが、1万円とか2万円分くらいもらえるので嬉しいです。 ちなみに、退会するのは、パソコンからだとわかりにくいので、スマホからやったほうが楽です。 マイページ→登録情報の確認・変更→一番下の「休止・退会」 から退会できます。
人材ドラフトエージェンシーを使うデメリット
案件が限られている
人材ドラフトエージェンシーは会計事務所側にとっては結構なお金がかかります。 そのため、非公開求人を出している会計事務所は限られます。 ただし、ドラフトメールをもらった企業でも、場合によってはエージェントを介して応募することもできますので、ドラフトメールに返信する前にエージェントに聞いてみると良いでしょう。
エージェントとの相性が悪いと上手くいかない
僕に付いてくださったエージェントの方はとても親切で良い方でした。 しかし、知り合いの中には「明らかな嘘を言われて信用できなくなったので、自分だけで転職活動した」という人もいます。 もしエージェントが信用できないとか、どうも考え方が合わないと思ったら、無理に人材ドラフトエージェンシーを使う必要はないと思います。
まとめ
人材ドラフトは直接応募よりもミスマッチが少なく就職活動・転職活動ができるサイトだと思います。 特に、人材ドラフトエージェンシーを使えれば、かなりスムーズに就職・転職活動が進みます。 会計事務所・税理士事務所への就職・転職を考えている方は是非使ってみてください。
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