第68回税理士試験に合格しました。

個人的に、最終的に5科目合格するために大事だと思うことを書いてみます。

目次

継続すること

まずは、当たり前ですが最後まで諦めずに継続することです。

途中で受験をやめてしまう人が大半の中で、続けていればいつかは合格できます。

もちろん、人生の選択肢の一つとして受験があるわけなので、やめてしまっても構わないのですが、今この記事を読んでくださっている方は受かりたいと思っているはずです。

受験しなければ合格することはありませんが、継続さえしていれば合格可能性は高まっていきます。

成績の良い人から段々受かっていくのでライバルも減っていきますし、どうしても運の要素もあります(問題、試験委員、配点箇所など)。

成績が良くても落ちてしまうこともあるのがこの試験です。

合格できるだけの実力がついていれば、今年だめだったとしても、来年は受かる可能性が高いでしょう。

モチベーションの維持

受験を続ける上での一番のネックはモチベーションの維持です。

やはり不合格が続くとモチベーションは下がってきます。

歳を重ねると記憶力も落ちてきますし、仕事が忙しくなったり、家族ができたりして勉強を続けるのがしんどくなることもあります。

そのような状況で、どのように「受かりたい」という気持ちを持ち続け、勉強の優先度を上げていくかが大事です。

やはり「受かりたい」という気持ちが強いほど勉強は頑張れますし、途中で多少足踏みしたとしても、最終的に合格できると思います。

とは言っても、「受かりたい」という気持ちを維持するのは簡単なことではありません。

僕自身も、税理士試験をこのまま続けるべきか迷ったり、気力がかなり落ちてしまったこともあります。

そんなとき、やる気を再熱させ、モチベーションを維持することができたのは、先輩税理士さんたちが書いている本やブログでした。

それらの本やブログを読んでから、将来のビジョンが見え、 「この道で大丈夫」「とりあえず試験に受かれば道が開ける」 と思えるようになりました。

一度気持ちが固まってしまえば、後はゴールに向かってやるべきことをやるだけです。

もちろん途中で不合格も経験しましたが、 「絶対に税理士試験に受からなければならない」と決めたことで、何とか5科目合格を達成することができました。

試行錯誤

税理士試験は、何となく勉強しているだけでは受からない試験です。

科目合格はもちろん、官報合格するためには勉強方法、生活習慣など様々な工夫が必要になってきます。 状況は人ぞれぞれですし、どんなやり方が向いているかも人によって違います。

とりあえず、色々なやり方を試してみて、ダメだったら変えてみる、ハマったらそのやり方を継続するということが大事かと思います。

僕もかなり試行錯誤してきました。

勉強法

勉強法の本を読んだり、税理士試験に受かった人のブログを読んだり、合格体験記を読んで、勉強法の研究をしました。

その中で自分に合ったものを取り入れていき、組み合わせて、自分だけの勉強法を確立していきました。

生活・息抜き

生活習慣や、息抜きの仕方なども色々考えて実践しました。

税理士試験は、科目によっては当日は朝が早いので、できれば朝型にしていった方が良いです。

僕はリズムを崩すと戻すのが大変なのと、精神的な要因で不眠になりやすいので、その辺も気を使っていました。

息抜きは、できるだけお金も時間もかかりすぎず、勉強になるべく支障が出ないもので、自分が好きなことをするようにしていました。(それを見つけるのもなかなか難しいのですが)

科目選択

科目も、向き不向きがあるので、必須科目以外は、自分に合った科目を選択することが、早期合格への近道だと思います。

ボリュームや、受験生の層、実務での使用頻度など、自分が重視するポイントで選ぶのが良いです。

税法は、僕は実務を考えて消費税・法人税を選択しました。

最後の1科目は、受験生の層・数、同時受験する科目のボリュームや、自分がスピード勝負よりもじっくり考える方が向いていることを考慮して、試験時間に余裕のある国税徴収法を選びました。

ちなみに、僕は落ちてもその科目を受け続けましたが、知り合いの中には、「不合格だったら科目を変える」という人もいました。

確かに、一度不合格になってしまうと、翌年は勉強するモチベーションがガクッと下がります。 あまりにもやる気が出なければ、科目を変えるのもありかもしれません。

時間の確保

勉強の仕方、生活全般とも関わることですが、どうやって勉強時間を確保するかは、税理士試験を突破する上での最大の課題と言っても過言ではないでしょう。

時間の確保だけで言えば、高いモチベーションを維持しながら受験に専念できれば一番良いと思います。

ただ、専念できれば、時間は確保できますが、果たしてその時間きちんと勉強できているかというと、そうでないこともあります。

僕は受験専念できる状況にありながら、受験専念の時はあまり科目が進みませんでした。

専念よりも働きながらの方がうまくいったり、1年間専念ではなく、試験前の数ヶ月だけ集中して専念した方がうまくいく場合もあります。

この辺りも、専念できる環境ならとりあえず専念した方が良いですが、それで上手く行かなければ状況を変えるのもありです。

時間が制限されていた方が時間の使い方が上手くなりますし、実務をやることで、仕事のイメージができてモチベーションが上がることもありえます。

また、職場選びも重要です。 受験生の間は、給料ややりがい・面白さよりも、とにかく勉強時間を確保できる税理士事務所を選んだ方が良いです。(時間が確保できるなら、一般の事業会社や、他の職種でも良いです)

毎日残業だったり、休日出勤が多い職場では、合格は難しいでしょう。

僕の場合は、最初は週3のアルバイトで税理士事務所に入社しました。

この時に消費税と法人税を合格できたのがラッキーでした。

その後、1年専念してから、正社員として別の税理士事務所に入社しました。

実は、専念の時は不合格だったのですが、その頃の蓄積があったこともあり、最後の年に働きながら2科目合格することができました。

仕事の環境も試行錯誤しつつ、勉強できる状況の時にしっかりやっておけば、最終的には合格できるのではないかと思います。  

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Seiji Aihara / 相原 征爾

Seiji Aihara / 相原 征爾

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