1日30分の練習でも弾き語りが上達する、アコギの練習メニュー。
「アコギが上手くなりたいけど、十分な練習時間が取れない…」
と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
ここでは、1日30分の練習でもメキメキ上達する、弾き語りすとのための練習メニューを紹介します。
目次
練習時間は短くてもいい
物事の上達のためには、ある程度時間をかけることは必須です。
ギターももちろんそうで、練習量に比例して上手くなるものです。
そのため、沢山練習するに越したことはないのですが、ただ単に時間をかければ良いというわけではありません。
仮に、1日3時間練習していたとしても、何となく好きな曲をダラダラ弾いていたり、すでに弾けるフレーズばかりを繰り返し弾いているだけではなかなか先に進みません。
それよりも、課題と目標を明確にし、「今できないことをできるようにする練習」をした方が、たとえ短時間だとしても上手くなります。
練習する時間が短い方であっても、効率的に練習すれば、時間がたっぷりある方よりも早く上達することは十分可能です。
僕は大学時代、かなり多くの時間を練習に割きましたが、大して上達しませんでした。
練習方法や正しいフォームをきちんと考えず、ダラダラ練習していたからです。
今もそれなりに練習してはいるものの、大学時代よりは練習時間は少ないです。
それでも今の方が確実に上達していると感じるのは、効率的に練習しているからです。
30分を捻出する
僕が考える、アコギの練習時間として最低限必要な時間は一日30分です。
毎日30分、正しいやり方で練習していれば着実に上手くなっていくはずです。
すでに「30分なら確保できる」という方は問題ありません。
「30分が作れない」という場合は、まずは無駄な時間を洗い出してみましょう。
何となくスマホでネットサーフィンをしたり、ダラダラテレビやYouTubeを見ていたりしないでしょうか。
アコギが本気で上手くなりたいのであれば、まずはアコギの優先順位を上げましょう。
とはいえ、アコギはある程度弾けるようにならないと楽しさがわからず、情熱を持てないという側面もあります。
その段階にいる方は、「何となくやっていること」を捨てて、ひとまず強制的に30分を確保するしかありません。
「夕食後の30分は必ずアコギを触る」といったように、練習する時間帯を決めてしまうのも有効です。
僕も平日は夕食後や入浴後に練習することが多いです。
なお、毎日遅くまで働いていて「30分を捻出するのも難しい」という方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、後述するメニューの一部(通し練習)をカットし、10〜20分だけでも構いません。
10分であれば、「上手くなりたい!」という気持ちさえあれば作れるはずです。
僕自身はアコギを弾くのが大好きなので、会社員時代も独立した今も、毎日平均1時間は練習しています。
30分の練習メニュー
それでは30分で行う練習メニューを紹介していきます。
基礎練習:10分
最初に行うのは、教則本に書かれているような基礎練習やストレッチです。
- 指のストレッチ
- 運指練習(いわゆるムカデ、クロマチックトレーニング)
- アルペジオ練習
などです。
ただ、時間も限られていますし、ずっと同じ練習を続ける必要はありません。
できるようになったら次の練習に進みます。
- ギターを始めたばかりの初心者の方であれば指のストレッチをメインに
- コードがある程度押さえられる段階であれば運指練習
- すでにコードチェンジもスムーズにできていて、アレンジの幅を広げたいならアルペジオ練習
といった感じです。
まずこれらの基礎練習を10分やります。
指のストレッチなどはギターを持っていなくてもできます。
時間がない方は、電車の中など移動中にやってしまうのもありです。
苦手克服:10分
次の10分でやるのは苦手克服です。
アコギの場合は、苦手をなくしていく方が手っ取り早く上手くなります。
たとえば、G7→Bm7というコードチェンジでいつももたつくのであれば、そのコードチェンジだけを重点的に練習します。
弦飛びピッキングで5弦から2弦にいくときにいつも違う弦を弾いてしまうのであれば、そこだけを重点的に練習します。
苦手部分の練習自体はあまり楽しくないかもしれませんが、今まで弾けなかった部分が弾けるようになれば、気持ちよく弾き語れるようになれます。
ここが一番差がつくポイントですので、踏ん張りましょう。
なお、ある程度時間をかけても上手くいかないときは、フォームや弾き方が間違っている可能性があります。
そんなときは基本に立ち返ってフォームや弾き方を見直してみましょう。
通し練習:10分
最後の10分は弾き語りの通し練習です。
これは、ひとつは一番楽しい練習を最後に持ってくる意味合いがあります。
最初に通し練習をしてしまうと、気持ちいいためずっとそれだけをやってしまう可能性があります。
また、一番楽しい練習が最後にあると思えば、基礎練習や苦手克服もこなすことができ、なおかつ最後の通し練習で上達も感じられるはずです。
上手くなっている実感が得られれば、楽しくなってきますので自然とギターを手に取るようになります。
こうなればしめたもので、誰に何も言われなくても勝手にアコギを練習するようになります。
2つ目の意味合いは、通して弾いたときにつまづくポイントを見極めるためです。
通して練習すると、部分ごとの練習では気づかなかったつまづきポイントがわかります。
たとえば、「AメロとBメロ自体はそれぞれで弾けるのに、AメロからBメロに変わるとき(セクションの切り替え)に上手くいかない」といったことがあります。
また、「ギター単体では弾けるけど、歌いながらだと弾けない」といった部分も出てくるはずです。
ここに気付ければ、次の日以降は「苦手克服」の時間に、その部分のメニューを組み込めばいいわけです。
なお、どうしても時間がない方は、この通し練習は普段はカットし、平日は基礎練習と苦手克服だけやるのも手です。
それでも厳しいという場合は、基礎練習と苦手克服を1日おき(かわりばんこ)にやるのもありです。
もちろん、もっと時間を確保できる場合は、各練習時間をのばしても構いません。
まずは、毎日少しでもギターに触れる時間を作っていきましょう。
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Postscript執筆後記
今使っているスタンディングデスクが狭く、スペースの確保のために延長デスクを付けてみました。色々と突っ込みどころのある商品で設置に時間がかかりましたが、机が広くなり快適です。
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