ひとり社長が会社で社会保険に入るときには、「新規適用届」とあわせて「被保険者資格取得届」の提出が必要です。

被保険者資格取得届をExcelで作り、郵送で提出する方法を解説します。

(WindowsPCで一定の手続きをしていれば電子申請もできます。)

なお、社会保険の新規加入の手続きの概要、新規適用届の作成方法については以下の記事を見ていただければと思います。

 

目次

被保険者資格取得届の書き方

日本年金機構が提供しているExcelに入力して作成する方法で作っていきますが、PDFを印刷して手書きする場合も書き方は同じです。

まずは、こちらのページから「ファイルダウンロード 新規ウィンドウで開きます。健康保険・厚生年金保険 被保険者資格取得届/厚生年金保険70歳以上被用者該当届(エクセル)」というところをクリックし、ファイルをダウンロードします。

(手書きする場合は「PDF」をダウンロードしてください)

被保険者資格取得届をダウンロード

ファイルを開き、入力していきます。

事業所整理記号、事業所番号

「事業所整理記号」「事業所番号」はすでにわかっている場合は入れます。

新規適用届と同時に出す場合はまだ番号がわかりませんので、空欄で問題ないです。

事業所所在地、事業所名称、事業主

とくに支店などがなければ、会社の住所、会社名を入力すれば大丈夫です。

事業主は会社の代表者です。

ひとり社長であれば、自分の名前を入れます。

①被保険者整理番号

こちらは空欄で構いません。(手続き完了後、年金事務所が付与します)

③生年月日

1桁の場合は頭にゼロが必要です。

平成元年9月3日生まれであれば、「010903」といった形で数字を入れます。

なお、Excelで◯をつけるには、挿入タブ→図→図形→円/楕円をクリックします。

Excelで円・楕円(◯)を挿入

そのまま◯を配置したい付近をクリックすると◯が現れますので、枠の色を黒にし、塗りつぶしをなしにします。

他の部分については一度配置した◯をクリックし、ctrl+C、ctrl+Vでコピペしましょう。

④種別

厚生年金基金に入っていれば「(基金)」の方を、特に入っていなければ左側の通常の方に◯をします。

⑤取得区分

①健保・厚年に◯をします。

⑦取得(該当)年月日

社会保険に加入する日を記入します。

ひとり社長の場合で、仮に9月から役員報酬を出す場合は9月1日が加入日となります。

なお、加入から5日以内に今回の手続きをしなければならないことになっています。

⑧被扶養者

有無を選びます。

今回、ご自身に給与を出すことにより配偶者などが扶養に入る場合は、「健康保険 被扶養者(異動)届」の提出が必要です。

家族を被扶養者にするとき、被扶養者となっている家族に異動があったとき、被扶養者の届出事項に変更があったとき|日本年金機構

⑨報酬月額

決めた役員報酬の金額を記入します。

現物給与がなければ、アとウには役員報酬の額面金額がそのまま入ります。

役員報酬をまだ決めていなければ、こちらも参考にしていただければと思います。

 

⑩備考

特に該当するものがなければ、空欄で問題ありません。

⑪住所

「⑥個人番号」にマイナンバーを記入していれば、住所は記入不要です。

 

 

入力が終わったら、PDFにして間違いがないか確認しましょう。

レイアウトが崩れる場合は、Excelでページレイアウトタブ→「幅」のところを「1ページ」にすれば綺麗になるかと思います。

なお、印刷して提出するのは1ページ目(今回記入したページ)のみで問題ありません。

必要であれば資格証明書ももらっておく

基本的には上記の「被保険者資格取得届」だけ提出すれば良いのですが、保険証ができるまでの間に病院にかかる場合もあるかと思います。

そのような保険証がない期間に病院にかかる場合に、保険証の代わりとして使えるのが「健康保険被保険者資格証明書」という書類です。

保険証はだいたい2週間前後で届きますが、その間に病院に行く予定があるときは、こちらもあわせて申請しておきましょう。

 

「資格証明書」をもらうには、「健康保険被保険者資格証明書交付申請書」という書類を提出します。

こちらのページの「健康保険 被保険者資格証明書交付申請書(エクセル)」という部分をクリックしてExcelファイルをダウンロードします。

資格証明書交付申請書をダウンロード

こちらは、

  • 申請年月日
  • 被保険者
  • 被扶養者(該当者がいれば)
  • 事業所所在地・名称・事業主氏名

の欄に入力し、さきほど作った「被保険者資格取得届」と一緒に提出します。

郵送提出の場合は書類が届くまでに数日かかります。

どうしても急ぎの場合は窓口に持参しましょう。(資格証明書は当日発行してもらえるはずです)

被保険者資格取得届・資格証明書の提出方法

添付書類

  • 60歳以上の方が、退職後1日の間もなく再雇用された場合
  • 健康保険組合に引き続き加入する場合で、一定の場合

などに該当しなければ、特に添付書類は不要です。

詳しくはこちらを見ていただければと思います。

郵送先

通常は、管轄の都道府県の事務センターに送ります。

全国の事務センター一覧(健康保険・厚生年金保険の適用に関する届書等を郵送される場合)|日本年金機構

 

上記の健康保険の「資格証明書」がほしい場合は、会社の所在地の管轄の年金事務所にすべてあわせて送ります。

全国の相談・手続き窓口|日本年金機構

 

「新規適用届」も同時に作成している場合は、こちらも一緒に送ります。(郵送先も同じです)

提出方法

先述しましたが、資格証明書が最短でほしい場合は窓口に持参した方が良いと思います。

郵送であれば、普通郵便で問題ありません。

返信用封筒や送付状は不要です。

 

 

社会保険の手続きは社労士に頼むこともできますが、新規適用と資格取得で5〜6万ほどかかってしまうことが多いです。

ひとり社長の手続きであればそんなに難しくはありませんので、ご自身でやってみるのもありかと思います。

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Postscript執筆後記

昨日はマーベルの新作、シャン・チーを観に行ってきました。
そんなに期待していなかったのですが、なかなか面白かったです。
今年公開予定のエターナルズ、スパイダーマンも楽しみです。

Something New一日一新

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Seiji Aihara / 相原 征爾

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『独立は最強の解決法』という理念のもと、長期的な視野と絶妙なバランス感覚で人生を楽しむことをサポートする、ひとりビジネス専門税理士。ひとり社長。

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著書 『知識・経験ゼロでも独立して人生を楽しむ方法』