左利き用ギターは選択肢が少ない。選択肢が少ないメリットとデメリット。
左利き用のギター(レフティギター)は選択肢が少ないです。
選択肢が少ないことのメリットとデメリットについて考えてみます。
目次
左利き用ギターは選択肢が少ない
右利き用のギター(普通のギター)に比べ、世の中に左利き用のギターというのは少ないです。
そもそも左利き用のギター自体を作っていないメーカーの方が多いですし、あるとしてもそのメーカーのギターのうちほんの数モデルだけというのが普通です。
楽器店でも、左利き用ギターは1本も置いていないお店の方が多いです。
こちらの記事にも少し書いていますが、楽器店の聖地と言われる東京の御茶ノ水であっても、左利き用のギターを置いているお店は片手で数えられるくらいしかありませんでした。
これは、やはり左利き用ギターを弾く人自体が少ない、つまり左利き用ギターの需要が少ないからでしょう。
世界人口の中で左利きの割合は10%程度と言われています。
その10%の中でギターを始めた人のうち、左利きであっても通常の右利き用ギターを弾いている人が大半なのではと思います。
とはいえ、もし左利き用ギター(レフティギター)を弾くと決めたなら、その少ない選択肢の中から弾くギターを選ばなければなりません。
選択肢が少ないデメリット
選べるギターの選択肢少ないというのは、デメリットではあります。
たとえば、「GibsonのJ-45の60年代モデルを弾きたい」と思っても、左利き用を見つけるのはかなり困難です。
2021年製など新品のJ-45のレフティモデルは楽器店にも置いてあることがありますが、やはり中古となると右利き用ギターに比べて圧倒的に探しづらいでしょう。
新品でも作られているモデルが少ないことで、そのギターを諦めざるを得ないこともあります。
僕は左利き用ギターを買うにあたり、ヤマハのエレアコが気になっていたのですが、そのモデルにはそもそもレフティモデルが存在しませんでした。
欲しいギターにレフティモデルがないというのは残念ではあります。
この点では、「右利き用ギターでどうしても欲しいモデルがあり、左利き用がない」という場合には右でギターを始めた方が良いかもしれません。
選択肢が少ないメリット
ただ、ギターの選択肢が少ないのはメリットと考えることもできます。
これはギターに限った話ではないのですが、人は選択肢が多いとなかなか選べない、最終的には選択を放棄するという性質があります。
「スーパーにジャムを24種類置いたときよりも、6種類置いたときの方が売れた」という有名な実験がありますが、選択肢が少ない方が選びやすく、決断はしやすくなります。
「選ぶ」というのはかなりエネルギーがいることですので、選択肢が少ない方が簡単に選べるのです。
他にも、恋愛市場では近年ではマッチングアプリや様々な婚活サービスの登場で出会いの場自体は増えています。
ところが、出会いが多ければ恋人ができたり結婚できるかというと、必ずしもそうではないでしょう。
昔であればお見合いが主流でしたので、そもそも選ぶ余地はありませんでした。
選択肢が多い今は出会い自体は多いものの、「もっと良い人がいるかもしれない」と思ってしまったり、「なんか違うからやめとこう」と思うハードルが下がり、なかなかゴールに辿り着かないという方が多いように思います。
選ぶことに疲れ果てた結果、恋活・婚活自体をやめてしまうという方も少なくありません。
かくいう僕も、一時期は真剣に恋活をしていてそれなりの数の女性にお会いしました。
しかし、疲れ果ててしまった今は、恋活はしていません。
(この辺りは個別コンサルティングで聞いていただければいくらでも話せます笑)
話をギターに戻しますと、選択肢が少ないということは、その少ない選択肢だけ検討すれば良いことになります。
右利き用ギターであれば数あるメーカー、数あるモデルから検討しなければなりませんが、レフティモデルなら検討する時間・量は少なくすみます。
右利き用ギターは沢山あるため、「このギターも弾いてみたい」「やっぱりこっちのギターの方が良かったかも」と思いがちですが、数が少ないレフティギターにしておけば、そう思う可能性は低くなります。
ギターの選択肢が多いと、自分好みの音が出せないときやなかなか上達しないときに、ついついギターのせいにしてしまったり、ギターを変えるという選択に走りがちです。
一方、そもそも選べるギターがなければ、今持っているギターでどうやったらもっと良い音が出せるか、どうやったらもっと上手くなるかということを真剣に考えます。
「ないものはない」と最初から諦めてしまい、限られた中からそれなりに良いものを選択しておけば、あとはギターの上達だけに集中できるのです。
このように考えれば、一見デメリットであるギターの選択肢が少ないということは、メリットにもなりうるのではないでしょうか。
どうしても「弾きたいモデルの左利き用がほしい」となれば、オーダーメイドという手もあります。
「レフティでいく」と決めたのであれば、現状の選択肢の中から自分にとってベストなものを探し出せば問題ないと考えています。
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Postscript執筆後記
昨日は清算申告、契約関係の事務などを。最近、アレルギー性鼻炎を完治させたくて食事療法を始めてみました。
簡単に言うと、動物性タンパク質を摂らず、できるだけ無添加・国産・無農薬の食材を使ったシンプルな和食を食べる方法です。
結果がでてきたらまたレポートします。