初めて弾き語りライブ配信をするときに考えておきたいこと。
先日、とある企業様からご依頼をいただき、オンラインで弾き語りのライブ配信をやってみました。
そのときの経験をもとに、弾き語りライブ配信をするときに考えておきたいことをまとめてみます。
目次
配信する場所・方法
普段、家でも宅録をしていたり、家で演奏することが問題ない場合は自宅からの配信が楽です。
ただ、家で楽器を鳴らすのが難しいという方もいらっしゃると思います。
その場合はスタジオやカラオケボックスなどから配信するのが良いでしょう。
実際、僕の友人はカラオケボックスから配信していました。
僕の場合は、普段から家でギターの練習をしたり宅録をしているので、自宅から配信することにしました。
カラオケボックスなどに行った方が気兼ねなく音は出せるのですが、
- コンデンサーマイク
- オーディオインターフェース
- モニター
- 速いネット環境
などがあった方が良い音でスムーズに配信できます。
これらを持ち運ぶのは面倒なため、自宅からの配信を決めました。
なお、自宅から配信する場合は騒音対策・中断対策もしておいた方が良いです。
僕の今住んでいる部屋は角部屋なのですが、隣の部屋との間に布団やジョイントマットで作った防音シートを置き、最低限の防音対策をしました。(普段練習するときはアコギにサウンドホールカバーもつけています)
また、最近困っていたのが訪問営業です。
なぜか土日の昼〜夕方、しかもちょうどギターの練習をしていたり、SNSに投稿する弾き語り動画を撮っている最中に不動産やWi-Fiなどの営業が来ることが多かったのです…。
「配信中に来たらどうしよう」と悩んでいたのですが、「インターホン」をオフにするという技を思いつきました。
機種にもよると思いますが、実は、インターホンは鳴らないように設定できます。
僕の機種では、「ドアホン」の音量をゼロにすると、外で押した人には「ピンポーン」という音が聞こえるものの、家の中では音が鳴りません。
そのため、お互い居留守感もありません。
(正直、インターホンはAmazonなど宅急便を頼んだときだけONにしておけば、普段はオフでも全く支障ないと思います)
インターホンの説明書を確認して、設定してみていただければと思います。
さらに、念押しでAmazonで見つけたこちらのシールも貼りました。
これで、訪問営業に悩まされることはなくなり、日々快適です。
日時
もし日時をこちらで決めることができる場合は、できるだけ聴いてくれる方が多くなりそうな日時にしたいところです。
たとえば、平日なら夜、土曜なら昼間とかの方が自宅にいる人が多く、より多くの方に見てもらえるのではないかと思います。
自宅からの配信であまり夜遅くだと迷惑になると思いましたので、今回は日曜の17〜18時にしました。
宣伝方法
もしライブ配信が企業さんなどからの依頼の場合、先方でも宣伝してもらえるのかは確認しておきましょう。
今回は先方でもリスナーの方を集めていただけるとのことでしたが、僕自信も宣伝をしました。
具体的には、Instagramの投稿やストーリーズ、YouTubeなどを使っています。
自分でフライヤーをデザインし、路上ライブでも配ったりしました。
YouTubeは「コミュニティ」という機能を使えば、通常の投稿とは別に文章と画像の投稿ができます。
こちらはコメントを付けてシェアすることも可能なので、配信の数日前などにチャンネル登録者の方に向けてリマインドすることも可能です。
なお、宣伝のときだけ投稿しても効果は薄いと思いますので、普段から発信しておくことが大事かと思います。
(最近はほぼ毎週InstagramとYouTubeに弾き語り動画を上げています。今は思うところがあり週1ですが、今後は増やしていく予定です)
報酬額・報酬の受け取り方
無料のインスタライブなどでは関係ありませんが、チケット制など有料の場合には、報酬やその受け取り方法についても確認しておきたいところです。(通常は先方から説明があると思いますが)
今回の場合、入金はStripeという決済システムを使って行われるとのことでしたので、口座情報などの登録が必要でした。
ちなみに、会社をお持ちの方で報酬を会社の売上にしたい場合は、税金的には会社口座を登録した方が良いです。
Stripeは法人口座も登録できます。
構成・選曲・曲順
日時まで決まったら、選曲や構成を考えます。
今回は、リスナーの方と交流したいという思いもあり、質問タイムを設けてみました。(持ち時間が1時間だったのですが、「1時間歌い続けると疲れそう」という理由もありましたが笑)
質問タイムは長めに15分取ったので、残りは45分です。
そこで、オリジナル1曲、カバー8曲の9曲にしました。
途中でMCもはさみつつ、時間的にちょうど良かったです。
選曲は普段SNSで投稿している曲を中心にしつつ、せっかくチケットを買ってくださった方々のために未発表曲を1曲、今までとアレンジを変えた曲も1曲やってみました。
質問タイムは質問があるか心配でしたが、結果的に質問もいただくことができ、楽しめました。
なお、ライブではトラブルや緊張で予定の曲が演奏できなかったり、話すことをド忘れしてしまい、間が持たなくなる可能性もあります。
そのため、話したいことやレパートリーも余分に準備しておくと安心です。
セッティング、カメラのオン・オフなど
配信は音声だけで行う場合と、映像ありで行う場合があると思います。
演奏しているところが見えた方が面白いかなぁと思い、今回はカメラONでやりました。
普段、自宅で弾き語り動画の撮影などをしている方は問題ないと思いますが、
- 余計なものが映っていないか
- 光の当たり方、明るさなどは問題ないか
などを確認しながらセッティングを考えると良いと思います。
また、マイクも
- ボーカルとギターの音量バランスは適切か
- 音が割れていないか
などをチェックしつつ、一度リハーサルを行っておいた方が良いでしょう。
なお、僕が使っている機材はこちらでの紹介しています。
今回のライブ配信に備えて、モニターヘッドホンも買ってみました。
こちらはプロも現場で使っているヘッドホンですが、とても音のバランスが良く、MIXやマスタリングをするときにも重宝しています。
やや重いのですが、配信中1時間付けっぱなしでも特に疲れませんでした。
ちなみに、Macなどのイヤホンジャックに直接つなぎたい場合は、こちらのような変換プラグが必要です。
当日の服装
ライブ当日の服装も事前に考えておきたいところです。
そして、できれば事前にその服を着てギターを弾いてみましょう。
なぜなら、服によっては袖やボタンがギターの弦に当たり、音が途切れてしまうことがあるからです。
また、あまりにもパツパツだったりすると窮屈でギターが弾きにくいです。
タイトなシャツや、袖がゆったり目のニット・スウェットなどを着る予定の場合は、事前に着てみることをおすすめします。
コンディション
そして、何と言っても一番大事なのがコンディショニングです。
いくら練習をしっかりしていても、特に声の場合は当日のコンディションがものを言います。
当日の調子が悪いと、良い弾き語りを届けることができません。
と、言いつつ、僕は今回見事にコンディショニングに失敗してしまいました…。
重々気をつけていたつもりでしたが、諸事情により前日まで声を使いすぎてしまい、最後の方の曲ではあまり声が出ていませんでした。
前日は練習を控えめにし、沢山寝るようにした方が当日良い声は出ると思います。
(日頃の食生活や運動習慣など、健康管理全般も大切ですね)
これから弾き語りライブ配信をやってみたい方の参考になれば嬉しいです。
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Postscript執筆後記
映画「BLUE GIANT」と見て感動してから、最近は漫画も読んでいます。今だとLINEマンガのアプリで最初の2巻が無料で読め、その後も数話ずつであれば毎日無料で読めます。(公式サイトでも立ち読みができます)
近所の図書館にもあったので、一気読みしたくなったら予約して借りるかもしれません。
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映画「BLUE GIANT」漫画「BLUE GIANT」
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