【RPA】UiPath Studio Xで三菱UFJダイレクトにログインし、自動で取引明細を取得する方法。
RPAのUiPath Studio Xを使うとインターネットバンキングの取引明細を自動で取得することができます。
今回は、三菱UFJ銀行のインターネットバンキング「三菱UFJダイレクト」にログインし、明細を取得する方法を紹介します。
目次
インターネットバンキングの取引明細を取得するシーン
預金の経理を効率化するには、インターネットバンキングを使うのが鉄則です。
その上で、預金口座を会計ソフトに連携してしまえば自動で取引が会計ソフトに入ってきます。
通常であれば、このやり方で十分です。
ただ、弥生会計のように口座連携が使いづらい会計ソフトを使う場合や、直接銀行の取引明細を使って経理データの分析をしたいこともあります。
そのような場合に、インターネットバンキングの取引明細を取得する必要があるのですが、毎回ログインIDやパスワードを入力するのは面倒です。
このような毎月同じ単純作業を繰り返す場合は、RPAを使って自動化してしまうのが得策です。
今回はRPAのUiPath Studio Xを使い、ネットバンクへのログインから明細取得までを自動化してみます。
なお、みずほ銀行バージョンはこちらで紹介しています。
UiPath Studio Xで三菱UFJダイレクトの前月分取引明細を取得
今回は「アプリ/Webレコーダー」という機能を使って作ります。
UiPath Studio Xのダウンロード方法やWebレコーディングのやり方はこちらを参考にしていただければと思います。
新規プロジェクトを作成
UiPath Studio Xを立ち上げ、「新規プロジェクト」の「空のタスク」をクリックし、プロジェクト名や保存場所を指定して「作成」をクリックします。
Webレコーディング
今回のプログラムは基本的に「アプリ/Webレコーダー」だけで作ることができます。
あらかじめChromeで三菱UFJダイレクトのログインページを開いておき、「デザイン」タブの「アプリ/Webレコーダー」をクリックしてレコーディングを開始します。
以下のようにブラウザが前に表示されます。
「店番」をクリックするとブラウザが指定され、レコーディングが始まります。
Webレコーディングは、クリックして実際にプログラムでクリックする場所を指定→Enter→文字や数字を入力→Enterで確定という流れになります。
アンカーが自動で指定されないときは、手動でアンカーを追加しておくとプログラム実行時にエラーが出にくくなります。
店番、口座番号、ログインパスワードまでの入力をレコーディングしていきます。
その後、一度レコーディングを停止してから「ログイン」をクリックし、実際にログインします。
ログイン後「記録を開始」ボタンをクリックし、「すべてのメニューを見る」をクリックします。
「照会する」の中の「入出金明細」をクリックします。
「照会期間」のところで「前月」を選択し、
右の「照会」ボタンをクリックします。
明細が表示されますので、明細の左下の「明細をダウンロード」をクリックします。
アンカーが自動で指定されないときは、適当な場所を指定しておきます。
ページが変わりますので、「ダウンロード(CSV形式)」をクリックします。
csvファイルがダウンロードされます。
右上の「ログアウト」をクリックし、ネットバンクをログアウトしておきます。
「アプリ/Webレコーダー」の一時停止ボタン→保存ボタンをクリックしてレコーディングを終了します。
簡単なプログラムではありますが、csvの取引明細を毎月ダウンロードする場合は経理の時間を短縮できます。
UiPath Studio Xを使うのが初めてでも比較的簡単に作れると思います。
試してみていただければ幸いです。
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Postscript執筆後記
昨日は不動前近くの銭湯に。心も体もさっぱりしました。
Something New一日一新
三菱UFJダイレクトから自動で明細取得松の湯