顧問税理士と相性が合わないときはどうするか。
「顧問税理士と相性が合わない」というご相談をいただくことがあります。
税理士と合わないときの対処法についてまとめてみました。
目次
顧問税理士と合わない
「顧問税理士と相性が良くない」「考え方が合わない」というケースはそれなりにあることです。
- 資料のやり取りの仕方が合わない
- 必要な資料がもらえない
- 電話が良くかかってくる(電話に出ない)
- 経費の考え方が合わない
- 事業の内容を理解してくれない
- 連絡が取れない
- 税理士が来てくれない
といった声をお聞きすることもあります。
初回面談で一度話したくらいでは、なかなかお互いのことを理解するのは難しいものです。
なんだかんだ、初回面談時はお互い良い顔をするということもあるでしょう。
友人関係、夫婦関係、恋人関係と同様、税理士との相性についてもしばらく経ってから色々とわかってくることも多いです。
時間が経ってから、「なんか違う」「やっぱり違うな」と思うことがあるのは、ある意味当たり前と言えるでしょう。
そもそも、面談時の税理士(税理士事務所の職員)と、実際に担当するスタッフが違うということもあります。
顧問が始まってから初めて担当者と話す場合は、その時点まで相性を判断できないということになります。
顧問税理士と合わないときは
そんな「税理士(担当者)と合わない」というときには、次のような対処法があります。
要望を伝えてみる
まずは、希望があれば伝えてみることが大切です。
実際に口に出して言ってみなければ伝わらないことは多いものです。
「そんなこと思っているなんて考えてもみなかった」というのは、ご自身でも経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
友人や夫婦、恋人のような近い関係でも、言わなければ伝わらない、気づいてもらえないことは沢山あるはずです。
ましてや、多くても月に一度程度しか話さない税理士相手であれば、そもそもお客様の希望を良くわかっていないケースも多いです。
「言わなくても先方から提案してもらえる」というのが理想ではありますが、一言いってみるだけで変わることもあります。
まずは「きちんとレスポンスがほしい」「こういう資料がほしい」など、希望・要望を伝えてみましょう。
セカンドオピニオンを利用する
一度、他の税理士に相談してみる、話を聞いてみるという方法もあります。
いわゆるセカンドオピニオンというものです。
セカンドオピニオンというと医者のイメージがあるかと思いますが、税理士の中にもセカンドオピニオン対応をしている方はいらっしゃいます。
- 何らかの事情により、すぐに税理士変更はできない
- 最低限のことはやってくれるが、ちょっと物足りない。もう少し詳しい税理士に聞いてみたい
- 顧問税理士はこう言っているが、実際どうなのか確認してみたい
といったときに利用してみるのも手です。
別の税理士の意見を聞いてみることで気づくこともあるでしょうし、顧問税理士のいうことは間違っていなかった、やっぱり今の顧問税理士のほうが良さそうだ、と思うこともあるでしょう。
別の税理士に顧問を変える場合にも、変更前の“お試し”として利用することもできます。
僕も個別コンサルティングでセカンドオピニオンに対応しています。
税理士変更を検討する
- 税理士に伝えてみたけど変わらない
- 他の税理士の話を聞いてみたけど、やっぱり別の税理士に変えたい
ということであれば、税理士変更を検討することになります。
解約を申し出る前に、まずは契約書を確認しておきましょう。
解約の場合、いつまでに申し出ていつまで顧問料を払うのか、解約の場合違約金などはあるかなど、たいていの場合契約書に書いてあるはずです。
また、解約時には、
- 今までの決算書
- 法定調書
- 届出書類
- 総勘定元帳
- 会計ソフトの会計データ
などを現在の税理士から受け取っておく必要があります。
その都度共有されていなかったり、失くしてしまっているケースもあるかと思いますので今一度確認しておきましょう。
(何をもらっておけば良いかは、次の税理士に確認すれば教えてもらえるはずです)
- 資料の受け渡し
- 解約手続き
- 次の税理士を探す時間・契約手続き
などを考慮して、早めに申し出ておくのがおすすめです。
なお、税理士との初回面談で確認しておいた方が良いことはこちらにまとめています。
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Postscript執筆後記
昨日は自社の申告、納税など。初めて味噌汁を出汁をとるところから作ってみました。(というか、味噌汁をちゃんと作ること自体ひとり暮らしを始めてから初でした…)
昆布をタッパーで水につけ、冷蔵庫に入れておくだけで簡単に出汁をとることができます。
美味しかったのでしばらく続けてみます。