就職・転職で避けたほうが良い税理士事務所の特徴。

就職・転職で避けたほうが良い税理士事務所の特徴。

就職しない方が良い税理士事務所(アイキャッチ)

自分が今までいくつかの税理士事務所で実際に働いてみた経験や、周りの友人や先輩方の話をもとに、本気で税理士を目指している人が就職・転職しない方が良い事務所の特徴をまとめてみました。

あくまで主観ですが、これから就職活動・転職活動を考えている方の参考になれば幸いです。

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残業が多すぎる税理士事務所

あなたがまだ税理士受験生なら、残業があまりにも多い事務所は避けるべきです。

試験が終わっていたとしても、やはり与えられた仕事だけやっていてはあまり成長しません。

自分で仕事の時間以外に勉強をしたり、遊びなどプライベートが仕事に良い影響を与えることもあります。

残業の有無、繁忙期、閑散期ごとに残業時間がどれくらいかは面接のときに聞いてみましょう。

経験上、正直に答えてくれるところが多いですが、あえて夜に面接してもらって所内を見せてもらうのも手でしょうね。

土曜出勤が決められている税理士事務所

募集要項を見ていると、「毎月第3土曜のみ出勤」「3月のみ毎週土曜出勤」などと書いてあるのをたまに見かけます。

研修や勉強会をやっていたり、確定申告時期は仕方ないという考え方もあるかもしれませんが、僕は土曜出勤がある事務所は避けていました。

毎月1回でもそれなりに大変ですし、勉強会で持ち回りで発表しなければならない場合などは結構な時間的・精神的負担でしょう。発表の準備は実質的な時間外労働ですし…。

確定申告時期でも、出勤が強制だと自分の仕事が終わっていても出社しなければなりません。

税理士受験生なら土日はなんとしても勉強したいところです。

朝礼がある税理士事務所

朝礼がある事務所は大抵無駄なことをやっていることが多いです(職務信条の唱和などをやっていたり、朝礼自体も無駄なのですが…)。

月曜の朝に朝礼があるところが多いと思いますが、この場合、月曜だけ15分とか30分早く出社しなければならないことが多いです。

無駄なことのために朝早く起きるのはだいぶイライラします。

また、金曜や土曜は飲みに行ったりして寝るのが遅くなっている場合も多いかと思います。

ただでさえ月曜はきついのに、さらに出社時間が早まるのはなおさらきついです。(月曜は10時出社でOKとかにすれば、かなり従業員満足度が上がる気がするのですが…)

朝礼がある事務所は経験上、色々なしがらみや面倒なイベントも多いです。

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入力作業が多すぎる税理士事務所

個人的にはいわゆるデータ入力作業、記帳代行は税理士業界に入って最初の2ヶ月くらいやれば十分だと思っています。

「入力は若いうちに沢山やっておくと後で役に立つ」みたいなことを言ってくるおっさんもたまにいるのですが、決算のときにきちんと領収書や請求書を見ていれば十分勉強になります。

僕の知り合いは、記帳代行を一切受けていない税理士事務所に未経験で入社し、たった4年で独立してしまいました。

記帳代行は時間がかかる割に単価が安く、ほとんど学べることはありません。

実際に自分でやってみて、経理業務効率化の必要性を肌で感じることは必要ですが、実際にあなたが入力作業に多くの時間を割く必要はありません。

面接のときにどれくらいのクライアントが自計化しているのか聞いてみましょう。

所長がかなり高齢の税理士事務所

一概に高齢だから悪いというわけではないのですが、高齢の税理士は

  • 頭が堅い
  • ITに疎い
  • 業務改善が遅れている
  • 体育会系のノリ・上下関係が厳しい
  • 現場をやらない
  • 無駄なイベントが多い

といった傾向が強い気がします。

また、高齢であるがゆえに、古くからのお客様も多いので、こちらがFintechなどの提案をしても受け入れてくれない場合も多いです。

これではいくら頑張っても効率化が進みません。

もちろん高齢の所長でもかなり先進的な方もいらっしゃいます。

HP、面接時などにきちんと見極めることが大切かと思います。

もし講演などをやっていれば実際に聴きに行き、考え方に触れるのも手です。

某TKCにどっぷり浸かっている税理士事務所

コテコテの某TKCに浸かっている事務所にいたことがありますが、かなり大変でした。

TKCのシステム自体は良い部分もあるのですが、独特の操作・概念などが多く、他のソフトを使っていた人にとっては使いやすいとは言えません。

システムはともかく、TKCは無駄なイベント、会合、試験、研修(ためになる研修もあります)が多く、自分の時間を大事にしたい人にとってはかなりめんどくさいです。

TKCのシステムを使っているとしても、あくまでシステムを使っているだけとか、他の会計ソフトも使っている中でのひとつとして使っている、といった事務所の方が良いと思います。

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飲み会が多い・社員旅行がある・イベントが多い税理士事務所

僕は本当に仲の良い人同士で飲みに行くのは好きなのですが、それ以外の会社の飲み会が嫌いです。

だいたいいつも他人の噂話や会社の愚痴ばかりになってちっとも楽しくありません。

もともと税理士を目指していたり、独立を目指す人は他人に拘束される・自分の時間を奪われることが人一倍嫌な方が多い気がします。

税理士試験の勉強をしているならなおさらです。

転職活動のときは、社員旅行がある事務所も同様の理由で避けていました。

飲み会・社員旅行・イベントの有無や、多いか少ないかは、募集要項や面接のときにチェックしておきましょう。

転職組が少ない税理士事務所

税理士業界はだいたいどこも離職率が高く、転職者が多いのが普通です。

ただ、ずっといる人にとっては居心地が良いがゆえに、転職して入社してくる人の割合が少ない事務所もあります。

一概には言えませんが、転職組が少ないということは、それだけ他の事務所を見てきている人が少ないということです。

他の事務所を経験していないと、自分たちの税理士事務所が進んでいるのか遅れているのかを認識できないことが多いです。

こういう事務所は、同業者研究をあまりしていない、その事務所に長くいる人が上の役職についていることが多いので、改革が遅れている可能性があります。

税理士受験生がいない税理士事務所

税理士受験生にとっては、仲間がいるに越したことはありません。

僕も受験生が自分だけの事務所にいたことがありますが、やっぱり孤独を感じました。

税理士を本気で目指している人と、税理士受験を諦めてしまった人とでは価値観にも差があります。

受験生の方が向上心が高かったり、効率化を考えている人も多く、勉強面でも仕事面でも良い刺激を受けることができます。

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税理士有資格者が少ない事務所

税理士試験が難しすぎるため、税理士事務所での労働人口に比べて税理士や税理士試験合格者の割合が少ないのはある程度仕方ありません。

それでも、税理士が多い事務所の方が

  • 意識が高い人
  • 頭が良い人
  • 税理士試験を応援してくれる人

などが多く、本気で税理士を目指している人にとっては良い環境であることは間違いありません。

  • 税理士がどれくらいいるか
  • 働きながら税理士試験を突破した人はいるか
  • 税理士登録はきちんとさせてもらえるのか

なども、できればチェックしておいた方が良いでしょう。

試験休みがない税理士事務所

やはり所長が5科目合格者だったり、税理士集団としての事務所を作りあげようとしているところは普通は試験休みというものがあります。(有給消化のところもあります)

試験休暇の有無は、その税理士事務所がどれくらい試験勉強に理解があるかの目安にはなり得ます。

試験休暇がないところは、上の立場の人が無資格者だったりすることが多く、税理士試験を受けている人にとっては居心地が悪いこともあります。

特にまだ税理士試験の科目が多く残っている方はできる限り試験休暇がある事務所を選んだ方が良いと思います。

まとめ

「就職しない方が良い」という観点からリストアップしてみましたが、逆に言えば、ここで挙げたもののどれにも当てはまらなければかなり良い事務所だと思います。

就職・転職で選びすぎると就職できる税理士事務所がなくなってしまいますが、できれば良い事務所に就職したいですよね。

本気な方ほど、たとえ数年間であっても無駄にはしたくないはずです。

事前にわかることはきちんと調べて、できるだけ自分の希望にあった税理士事務所に就職していただきたいと思います。