税理士として独立して半年。独立して良かったこと11選。
税理士として独立して今日で半年が経ちました。
独立してよかったことをまとめてみます。
目次
人間関係のストレスがなくなった
独立してストレスがだいぶ減りました。
その大きな要因はやはり人間関係。
会社員のときもそこまで人間関係に悩んでいたわけではありませんが、嫌な人というのはどうしてもいるものです。
最後の職場では、社内の人は良い人達ばかりでしたが、お客様で「嫌だなぁ」という方がいらっしゃいました。
今となっては良い経験ですが、要求が厳しかったり、神経質だったり、言い方が厳しかったり、上から目線の方もいらっしゃったので、やり取りや打ち合わせが憂鬱なこともありました。
幸い、今はそのようなお客様はいらっしゃいません。
仕事もひとりでやっており、上司はもちろんいません。
今後も人を雇うつもりはありませんので、社内の人間関係によるストレスはゼロです。
たまーに知り合いと一緒に仕事をすることがあり、いらいらしてしまうことがありますが(本当に人と一緒に仕事をするのが向いていない…)、人間関係のストレスがないと毎日幸せです。
通勤しなくて良い
いまはコロナなので、在宅・リモートワークの方も多いとは思います。
僕も、最後の職場では週3まで在宅勤務がOKでした。
いまは週5で在宅です。
通勤しなくて良いと交通費もかかりませんし、何より出かける支度をする時間・通勤時間がないのは大きいです。
毎日髭を剃ったり、服も着替えなくても仕事はできてしまいますので、とにかく無駄な時間が減らせています。
勤務時間が自由
対外的な営業時間は一応決めてはいますが、あくまで形式的なものです。
何時に起きて、何時に仕事を始めて、何時に仕事を終えても良いので、気分屋で管理されるのが嫌いな僕にとっては最高です。
休憩をいつ・どれくらいとっても誰からもとやかく言われることがありません。
朝礼のような無駄な儀式もありません。
また、会社員のときは「勤怠管理」や「日報」のようなものを付けさせられていました。
組織運営のためには仕方ないのでしょうが、「無駄だなぁ」とずっと思っていました。
今は「会社のための仕事」「管理されるための仕事」はなく、自分とお客様のためだけに時間を使えます。
タスク管理がしやすい
独立前だと上司や同僚、部下からの割り込みが必ずあります。
仕事の計画を立てていても、計画どおりに行かないことが多いです。
僕の経験上は、だいたい見積もったタスクの半分くらいしか終わらないことがほとんど。
独立後の今は割り込みがないので、その日に計画したタスクはだいたい終わります。
終わらなくても1個か2個くらいなので、次の日には終わることがほとんどです。
仕事時間の見積もりや計画が立てやすいのも独立後のメリットです。
好きなことに時間・お金を使える
独立前だとなかなか好きなことをするのは難しいです。
会社員のときも、「WEBマーケティングをやりたい」と言ったらやらせてはくれたものの、結局税務に時間を取られてほとんどできませんでした。
独立してからは、直接仕事に関係ないことや、勉強も自由にできます。
独立したからこそ、自分でWordPressテーマやHPを作ることができました。
日々書いているこのブログも、独立前だったら「そんなことやっていないで仕事をしろ」と言われてしまうでしょう。
ある意味自費ではありますが、何にお金を使うかも自由です。
机、椅子、パソコン、本、セミナー、コンサルティングなど、自分が好きなもの・必要と思うものに自由に投資できます。
気軽に昼寝ができる
会社員のときは、眠いのを我慢して仕事をしていることが多かったです。
ただ、眠いのを我慢しながら集中力を欠いた状態で仕事をするのは非常に効率が悪いです。
今だとどうしても眠いときはさっさと昼寝をしてしまいます。
(15分程度の昼寝は効率を上げると言われていますしね。)
昼寝は税理士受験生時代からやっていました。
会社員のときも眠くて仕方がないときは、カフェなどで昼食をとり、その後座ったまま少し寝るということはやったりしていました。
しかし人目が気になったり、座っている状態なのでイマイチ気持ちよく眠れなかったりします。
今だと床で寝れるのでスッキリします。(床だと寝すぎてしまうこともありません)
平日に予定を入れられる
独立前、平日に予定を入れるには有給を取ったり夏休みを使う必要がありました。
今だと、平日に買い物や美容室、病院、役所などに行ったりできます。
もちろん、完全にオフにするのは難しいですが、今はコロナもありますし、空いている平日にできることは済ましておきたいものです。
お金を直接いただける
独立後、初めて経験することのひとつに、お客様から直接お金をいただくということがあります。
やはり直接お金をいただけるのはモチベーションのアップに繋がります。
独立前だと、たとえ確定申告で100万稼いだとしても、それが自分に入ってくるわけではありません。
独立後は、全部自分に入ってきます。
やる気や責任感の違いとして表れるかと思います。
料金を自由に決められる
独立前も、新規面談をした際にはある程度裁量が認められていました。
それでも上司に相談して決めたり、結局安く取ってしまうことも多かったです。
今でも安くとってしまうという失敗はなくはないですが、僕は自分のモチベーションが上がり、お客様に良いサービスを提供できるような料金設定を心がけています。
お客様と同じ立場に立てる
独立前は、税理士業務をやっていたとしても一会社員でしかありません。
しかし、お客様はほとんどの場合、社長やフリーランスの方です。(経理担当者という会社員のこともありますが)
一方、かつての僕も含め、そのような社長やフリーランスの相手をするのは会社員である税理士事務所の職員です。
税金も自分で払ったことがない方がほとんどかと思います。
会社員という立場しか経験したことがないのに、やはり自分でリスクを取って独立されている社長やフリーランスの方の気持ち・大変さは理解しきれないのではないでしょうか。
業種の違いはあれど、自分が独立し、少なからず同じような経験をすることで、お客様の気持ちを理解することができ、より良いサービスを提供できるのではないかと思います。
仕事を選べる
会社員のときは基本的に上から「やれ」と言われたものはやるしかないです。
一方、独立するとある程度仕事を選ぶことができます。
そのときの財政状態との兼ね合いはありますが、できない仕事・やりたくない仕事は断ることができ、自分がやりたい仕事・腕が上がる仕事を選ぶこともできます。
やりたい仕事や腕が上がる仕事をこなしていくことで、さらにスキルが上がり、よりサービスの質も上がっていくでしょう。
その結果、お客様にも感謝され、さらに仕事が楽しくなっていくという好循環が生まれます。
独立を考えている方・独立するか迷っている方の少しでも参考になれば嬉しいです。
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Postscript執筆後記
先日マイナンバーカード取り、MacのSafariで電子証明書として使えるようになったので非常に快適です。ただ、取ってから使えるようになるまでの設定が多すぎます。
・マイナンバーカードを取ってほしい
・電子申告を普及させたい
のであれば、もっと一般の方が簡単に使えるようにしてほしいものです。
(あと、MacのChromeでも使えるようにしてほしい)